優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:コシアカツバメ

晴嵐
しばらく晴天が続いています。日中は風が強い日が珍しくなく、コシアカツバメがその中を飛んでいるのが見えました。飛んでいる昆虫を捕食する彼らにとって空中での姿勢保持、急激な姿勢転換などはお手の物です。

強い風をものともせずそこに身を預けながら自由自在に飛びます。のんびり旋回しているかと思えば風の向きに逆らってあえてもみくちゃになり、そこから姿勢を建て直すのを楽しんでいるようにさえ見えます。

すぐ近くに巣をかけているので、目の前まですーっと飛んできてくれることもあります。止まっているのを撮影することはできても飛翔の姿をとらえるのは難しいですね。
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夏つばめ
階段ホールに一昨年のかなり遅い時期にコシアカツバメが巣を作りました。そのつがいは結局子育てをしないままに終わりました。この春、その巣を使いスズメがヒナを育てました。巣から藁がはみ出ているのはスズメがいた証拠です。

ところがその巣の一部が崩れ落ちました。巣立ちが終わっていたか定かではありません。昨日、その巣の隣に新しい巣が作られ始めていました。古い巣の壁を再利用するようです。泥が濡れている所が一日で作られた部分です。

同じコシアカツバメが5月初旬頃から別の場所に巣をかけていますが、そこではすでにヒナが育っており、巣の入口から顔を出しています。ほぼ2か月遅れで今頃から巣を作ってヒナを育てられるのでしょうか?
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明早し
近くで目にするのは、ツバメよりもコシアカツバメの方が多いです。巣を作る位置の関係もあるのかもしれません。ツバメは家屋の玄関先などの低い位置に、コシアカツバメはコンクリートづくりのより大きな建物に巣をかける傾向があります。
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夏の月
今夜は満月です。しかし、夜は雨になりそうなので満月は見られないかもしれません。昨夜は朝の雨が空気中の塵を洗い流したためにくっきりとした月が見えました。コシアカツバメの巣は完成し、夜はつがいがそこで眠っています。
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夏つばめ
コシアカツバメの巣はほぼ完成したようです。巣の出入り口はこちらからは見えない方向を向いています。警戒しているんですね。人間のそばに巣を作りながら、人間を信用しないというのが不思議です。

コシアカツバメが飛翔しているところを後ろから見ると、腰の部分のレンガ色が見えます。空気をうまくとらえ翼をほとんど動かさず見事に滑空します。ベランダに私が出ていると警戒して巣に入ろうとせず手前でくるっと回ったりします。
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梅雨
コシアカツバメの巣がかなり完成してきました。その日積み上げた分の泥は湿っているので色が違います。

こうした巣を作ることを誰に教えられなくても知っているというのは考えてみれば凄いことです。人間はこういう本能を持っていません。しかし、だからこそ逆に自由だと言えます。

間もなく梅雨入りです。古い洗濯機を処分しました。家電リサイクルセンターに持ち込む処理料は3,300円。それでも、気になっていた仕事がひとつ片付いてよかったです。
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夏つばめ
コシアカツバメがアパートの向こうの端に巣を作りました。そちらの巣はすでに完成しトックリ型の入口がこちらに向いているのが見えます。そういう向きに作るのかと思っていたら、最近もっと近くに別のつがいが巣を作り始めました。

今頃から作って子育ては渡りに間に合うのか、と心配になります。ツバメより渡去の時期は遅いですが。去年別の場所に他のつがいがかなり遅くに巣を作るだけ作って、結局ヒナを育てないままでした。その巣ではこの春スズメがヒナを育てています。

スズメはコシアカツバメが作った巣の中古物件に入り込むケースが珍しくないようです。スズメが営巣しているとコシアカツバメの巣から本来は見られないはずの枯草などがはみ出ています。どうも床に敷くようですね。
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夏つばめ
コシアカツバメが完成した巣から顔を出していました。ここの施設にはいくつも巣があり盛んに出入りしています。カラスに狙われ壊されている巣もいくつかあります。空き家になった巣をスズメが利用しているところもありました。
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夏燕
住んでいるアパートの壁に先日から巣作りに励んでいたコシアカツバメ。いまは最も膨らんでいる部分を作り終え、とっくり型の口の部分にさしかかっています。視線と同じ高さを飛ぶと、腰のレンガ色がよくわかります。
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夏燕
アパートの外壁と庇の部分を利用してコシアカツバメが巣作りをしています。反対側の壁のつがいにはすでにヒナが孵っていますが、このつがいが巣作りを始めたのは一週間ほど前のことでした。

外壁のそのあたりには土の跡が点々とあります。これまでいくつかのつがいが巣作りを試みたけれどやめてしまったものと思われます。コシアカツバメはツバメより高いところに巣を作るようです。ツバメは一階の軒先ですが、コシアカツバメは高層階を好みます。

人間がいなかった時代の名残なか、棲み分けができているようです。渡りの時期が少しずれているのもそれが理由かもしれません。巣は壺型の底の部分から積み上げられていきます。その日できあがった部分は土が湿っていて色が違います。
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