優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:サンミケーレ

春なかば
ランチに出かけた日は啓蟄。仲春に入り気温があがっています。快晴で日差しがさらに明るくなっているのが実感できました。デザートには苺を素材に使ったムースなど三種が並び、淡いピンクに統一されて春の喜びに溢れているようでした。
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春野菜
メインディッシュには肉と魚があり、私は肉を選びました。やわらかくジューシーなお肉に春の野菜がきれいに盛り付けてあります。日本人の盛り付けのセンスはやはり素晴らしい。器もあいまってイタリアンながら和食の懐石料理をいただいているような感覚がありました。

和歌から能狂言、茶の湯、漫画、アニメまで古今東西の日本文化の根底にあるのは、繊細な季節感です。もののあわれ、諸行無常、永遠に変わらないものよりも、はかなく移り変わっていくものが日本人は好きです。それは日本の風土の影響によるものでしょう。
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水菜
次にリングイネにトマトソースをからめたパスタが出てきました。リングイネはスパゲティと同じロングパスタですが、断面が楕円形をしていて、ソースによく絡みます。その上に瑞々しい水菜が載せられていました。

私たちはほぼ開店と同時に入りました。隣の窓際にはおしゃれをしたカップルが。特別な日らしく、ウエイターに記念写真を撮ってもらっていました。

しばらくして和服の女性がひとりでやってきて窓際の席に座りました。テーブルセッティングは一人分だったので、ひとりのランチです。それなりの料理店にひとりでやってきて優雅に食事を楽しまれているのは和服というのもあり、なんだかかっこよかったです。
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桜えび
姫路駅近くのホテルモントレ姫路にある『サン ミケーレ』でランチを食べてきました。広々とした部屋に大きな窓が印象的です。椅子にイタリア国旗をあしらった背もたれクッションが使われ、部屋全体がイタリアの雰囲気を醸し出しています。

前菜には桜えび、抹茶など和風の食材を使ったものが並びました。豆のさやの形をした食器がユニークで和食器を連想します。ガラスの器に入っていたのは鮮魚で、お刺身風でした。
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