優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:スズメ

澄む秋
アパートの外壁に巣を作っていたコシアカツバメが去った後、しばらくたってからスズメがやって来るようになりました。毎朝手すりに何羽かが止まってコミュニケーションをとっています。

階段ホールの上にコシアカツバメが残していった巣を利用してスズメが子育てしていたことがあります。スズメが利用し始めると枯草などを引き込むため、とっくり型のコシアカツバメの巣の口からそれらが垂れ下がっています。
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秋の朝
今朝、電子ピアノを弾いていると、窓辺の手すりにスズメが二羽止まって、羽繕いしつつ鳴いているのがガラス越しに見えました。30分以上そこにいました。スズメの数が減っているというニュースを聞きましたが、この辺りではそれほど変わっていません。

コシアカツバメの空になった巣を使う場合があり、それを見に来たのかもしれません。階段ホールにある巣のひとつはそのようにしてスズメが巣を作り、繁殖しました。その後、またコシアカツバメが来てすぐ隣に巣を作りました。

スズメの寿命はよくわかっておらず、その春に生まれたヒナが翌年まで生きている確率は50%程度で、長くても3年ほどのようです。
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夏つばめ
コシアカツバメがアパートの向こうの端に巣を作りました。そちらの巣はすでに完成しトックリ型の入口がこちらに向いているのが見えます。そういう向きに作るのかと思っていたら、最近もっと近くに別のつがいが巣を作り始めました。

今頃から作って子育ては渡りに間に合うのか、と心配になります。ツバメより渡去の時期は遅いですが。去年別の場所に他のつがいがかなり遅くに巣を作るだけ作って、結局ヒナを育てないままでした。その巣ではこの春スズメがヒナを育てています。

スズメはコシアカツバメが作った巣の中古物件に入り込むケースが珍しくないようです。スズメが営巣しているとコシアカツバメの巣から本来は見られないはずの枯草などがはみ出ています。どうも床に敷くようですね。
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夏はじめ
週一回程度講師に行っている施設の軒下にコシアカツバメとスズメが巣を作っています。コシアカツバメのつがいが二組、スズメが二組ヒナを育てていて忙しく出入りしています。

巣の形を見るとすべてコシアカツバメが作ったもので、スズメは留守の間にそれらを使い始めたようです。全部で10個近く並んでいますが半分以上壊されています。去年の営巣中、一日の間にカラスが来て壊しました。簡単に餌が手に入ると考えたのでしょう。

施設の方がカラス除けにビニール紐を暖簾のように吊り下げられ、今のところカラスは来ていないそうです。
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寒雀
スズメは人の生活の最も身近にいる野鳥です。人里付近のみで繁殖します。ツバメは四か月ほどしかそばにいませんが、スズメは留鳥です。しかし、人には慣れません。人のそばにいながら、常に人との距離をとって生活している感じがあります。秋から冬のスズメは群れで生活しています。
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