優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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春しぐれ
ペインクリニックの受診日でした。疼痛の状態にそれほど変化はありません。抗mag抗体陽性ニューロパチーの治療法はないので、私の場合は疼痛コントロールが今のところ主になります。

主治医に相談し、高価なタリージェからもとのプレガバリンに戻してもらうことができました。今はタリージェ5mg(92.5円)を朝夕3錠ずつ飲んでいますから1日555円です。

これをその前まで飲んでいたプレガバリン75mg(24.3円)朝夕2錠にすれば1日97.2円です。同じ薬効で5.7倍の差です。長期間服用するのでこの差は大きいです。
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人参
圧力鍋を使って五目豆を作りました。かなり前にいただいた大豆があったのを思い出したのです。玄米を炊くべく購入していた圧力鍋なのですが、米を食べなくなったので出番が少なくなっていました。

能登半島地震から一か月、自分も鎮痛剤を手放せない身になったので、そういうとき薬はどうなるかしら、と思いました。処方薬なので受診時に次の受診日を決めてそこまで持つだけしか処方されません。

処方されてすぐだったらまだいいですが、薬が残り少なくなっていたら、ちょっと厳しい、と。医療機関もそのときは被災しているでしょうし、救急患者でそれどころではない状態になっているでしょう。
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春近し
タリージェを減量できないことがはっきりしたのはいいことです。次の対策としては、タリージェをプレガバリンに戻せないか考えることを主治医に提案できます。同様の薬効でタリージェはプレガバリンの6倍近い値段です。

プレガバリンでは副作用が出て飲めないというなら別ですが、以前飲んでいたとき副作用はありませんでした。長期間飲まなければいけない、特定疾患としての給付も軽症で受けられないとなると余計にそうです。
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寒夜
昨夜はいったん眠ったあと痛みで目が覚めました。タリージェ5mgを減らして2週間、特に変化なしと昨日書きましたが、変化はやってきました。夜中に起き出してタリージェ5mgを2錠、さらに睡眠剤のデエビゴ5mgを1錠飲み眠ることができました。

タリージェは解熱鎮痛剤のように飲んで効果がすぐに現れる類の薬ではありません。血中に一定量あって効果を持続するタイプの薬です。2週間たって減量の影響がでてきたようで、無理もないことです。

タリージェもリリカ(プレガバリン)も神経障害性疼痛に特化した鎮痛剤です。ツートラムは弱オピオイドでもっと広範囲の痛みに対処するための薬です。神経障害性疼痛用の薬は減らせないということがはっきりしました。
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水仙
晴れた週末です。寒中ですが週半ばの寒波が落ち着き日差しはもう春の明るさです。この冬は積雪のないまま過ぎていきそうです。

抗mag抗体陽性ニューロパチーに伴う疼痛に関して、タリージェ5mg×3朝夕にツートラム25mg朝夕だったものを、タリージェ5mg×2朝夕にツートラム25mg×2朝夕に変えて様子を見始めて2週間たちました。タリージェ減量による影響は感じられません。

タリージェは薬価が高いのが難点です。私が飲んでいる量での薬価で言えば、タリージェ5mgは92.5円、プレガバリン75mgは16.2円、ツートラム25mgは33.3円です。長期間飲み続けなければならないので、費用は効果とともに十分考える必要があります。
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寒茜
昨夜は旧暦12月3日でした。夕方はかなり遅くなっており、夕焼けを見ようと外に出たら三日月がかかっていました。

昨日からツートラムが50mgに増えました。25mgでは効果がよくわからない感じでした。タリージェ5mg×3錠は2錠に減らしてみます。減らしても鎮痛効果が変わらないなら、タリージェを減らします。今は何が最も効果があるのか見極めるのが大事です。

ツートラムの薬価は25mgで33.3円、タリージェ5mgは92.5円、タリージェはツートラムの3倍の価格です。鎮痛効果に大差ないならツートラムの方がいいです。副作用として記入されているものは大差なく、ツートラムの副作用も今のところありません。
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昨夜から再び強い風交じりの雨になっており、桜の季節は完全に終わりです。この雨があがれば山々は芽吹く若葉の色に染まります。

疼痛には大きく分けて二種類があり、神経そのものが傷ついて起きる神経障害性疼痛に効く薬はあまりありません。リリカ(プレガバリンの商品名)やタリージェ(ミロガバリンの商品名)はこうした疼痛に効果があるとされる数少ないものです。

必要な感覚を残したまま痛みだけを取り去るというのは極めて難しいのだろうと思います。
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散る桜
三月半ば以降、CIDPで足の痛みが強くなっています。次の定期受診日は5月末でしたが、眠りにつくのが難しい日もあり緊急受診してきました。

CIDPで最もよく見られるのが四肢の筋力低下です。最大の治療手段であるIVIgは筋力低下を改善することはできますが、しびれや疼痛には効果がありません。

今回は、すでに処方されているプレガバリン150mg朝夕にタリージェ5mg追加となりました。どちらも神経障害性疼痛の薬として開発され、市販の鎮痛薬とは作用機序が異なり効き方も違います。
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