夏の朝
最近テレマンをYouTubeでよく聴きます。ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)は後期バロックを代表する作曲家です。彼の『ターフェルムジーク』は日本語で言えば”食卓の音楽”です。貴族の宴会で好んで演奏されました。

このYouTubeのサムネイルに使われているのはジャン=フランソワ・ド・トロイ(1679-1752)の『オイスターディナー』(1735)です。ルイ15世の依頼でヴェルサイユ宮殿の小居室のダイニングルームの壁を飾るために描かれました。

これを聴きながらこの絵を見ていると、18世紀ヨーロッパの貴族社会の食事のイメージが湧いてきます。BGMとして流れていて心地よい曲です。穏やかに包み込むように流れ続け、聴いていて疲れないのです。
Troy,_Jean-Francois_de_-_Die_Austernmahlzeit_-_1734