優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:バッハのインヴェンション

文化の日
『バッハ インヴェンションとシンフォニア』を4月からほぼ毎日練習しています。第1番から弾き始め、ようやく第5番をなんとか両手で弾けるところまできました。音符に集中して弾いていると疼痛を忘れており、これが瞑想を始めるきっかけになりました。

マインドフル瞑想の一種だと感じます。適度な難しさで集中していなければ間違います。上達する面白さがあり、旋律に乗れば独特の高揚感があり楽しいです。

電子ピアノは以前に安価で買って押し入れに眠っていたものですし、2,000円そこそこの楽譜一冊でこれほど長く楽しめるのはとてもリーズナブルです。ヘッドフォンをつけて弾いているので、近隣に迷惑はかかりません。
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夏空
バッハのインヴェンションを電子ピアノで弾き始めて、楽譜通りに弾くのは難しいと感じました。装飾音が多くそれが困難なのです。YouTubeでWim Wintersのクラヴィコード演奏を視聴してその理由がわかりました。

バッハの時代の鍵盤楽器といえばチェンバロやクラヴィコードでした。ピアノとは構造が違い、鍵盤は指で軽く触れて弾くものでした。ピアノのような強弱の表情はつけられないため装飾音で表現したのです。

ピアノの鍵盤は重く、チェンバロ等に比べれば指への負担が大きくなります。無理をして装飾音すべてにこだわると指を痛めかねません。楽しんで弾くことが一番ですから、装飾音はこの際棚上げにします。
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