優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:モチツツジ

帰り花
標高245mの海峡展望台を後にすると、一気に階段で下っていきます。下りながら、これは登るには嫌気がさすような道だと思いました。途中でモチツツジの帰り花に会い、やはり淡路は暖かいのだと感じました。

ここでは1950年代頃までは人々が薪を得たり栗を植えて実を採ったりしていました。ウバメガシ、コナラ、クリ、竹、クスノキなどが植えられ、生活に活用された里山の時代だったのです。

今、「兵庫県立あわじ石の寝屋緑地」になり、里山の面影を残しつつハイキングや生き物観察、眺望を楽しめる場に変わりました。
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つつじ
増位山の自然歩道沿いでは今、コバノミツバツツジが花盛りです。薄紫色から紅紫色の花が人間の視線の高さを彩って咲いています。数は少ないですが、モチツツジも咲いています。コロナ禍で外出自粛が求められています。グループで遠出しての山行は避けるべきでしょう。しかし、近所の山をひとりで散策するのは、こういうときこそお勧めです。
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帰り花
増位山の頂でモチツツジが一輪咲いているのに出会いました。先日は境内の榊原忠次の墓所横でブラシノキの帰り花を見かけました。ブラシノキではあまり風情はありませんが、モチツツジははかなげで「帰り花」という雰囲気にぴったりです。
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