優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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三月
今朝はまた雨になっていました。昨日は抗magニューロパチーの患者数人がZoomを介して集まりました。この疾患では神経症状とともに血液検査の値に異常が出る場合が多いです。「意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症」というものです。

白血球の一部のB細胞は形質細胞になり、正常なら数種類の免疫グロブリン(抗体)を生み出します。これが一種類のみ異常に増殖する状態です。血中のIgMの値があがります。ここから年数%の割合で骨髄腫などの重篤な血液疾患に移行します。

病理はわかっていませんが、抗magニューロパチー患者の多くがこの症状を持っています。それゆえ血液疾患の治療薬であるリツキシマブに一定の治療効果が認められるのです。私の場合、IgMは全く正常値で、こういう人は珍しいそうです。
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三月
JR神戸線で大阪まで行き、そこから地下鉄御堂筋線に乗り換えて終点の中百舌鳥まで行きます。地下鉄を始発から終点まで乗るなんてあまりないことです。中百舌鳥は読みが難しいので乗換案内アプリには「なかもず」とかながきで表記されています。

ここで泉北高速鉄道に乗り換えて泉ヶ丘まで行きます。近大病院から退院したときに初めてこの鉄道に乗りました。こういう機会でもなければ一生乗ることもなかったでしょう。前の駅が白鷺で、鳥に縁のある駅名が続きます。
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三月
ハイドンと同じ古典派前期に活躍した作曲家にボッケリーニ(1743-1805)がいます。ハイドンやモーツァルトに比べると今ではややマイナーな印象ですが、チェロの名手でもありました。20世紀になってから再評価が進んでいるようです。

ボッケリーニの音楽も明るく軽やかで優雅です。これは古典派前期の特徴で、彼らが王侯貴族に雇われていたからです。軽やかで明るい旋律は当時の貴族が求めたものでした。雇い主の好みにあわない曲を作っていては解雇されてしまいます。

フランス革命を経て顧客が王侯貴族から市民階級へと変わったロマン派の音楽では、ドラマチックで重いものが増えていきます。ベートーヴェンは古典派に分類されていますが、曲の雰囲気からするとロマン派の先駆けと感じられます。
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三月
3月です。2024年も6分の1が終わりました。人生を0歳児の平均余命である84年と仮定すれば、14歳までが終わったと言えます。

この計算で人生を1年にあてはめると、月の終わりは1月7歳、2月14歳、3月21歳、4月28歳、5月35歳、6月42歳、7月49歳、8月56歳、9月63歳、10月70歳、11月77歳、12月84歳となります。

平均余命が0になることはないので、現在65歳なら、男性は19年、女性は24年、平均の残り時間となります。65歳は高齢期に入る年齢ですが、成人するまでにかかるほどの時間がまだ人生に残っています。
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