花散る
「グラバーカフェ」の向かいに蝶々夫人を演じる三浦環の銅像があります。三浦環(1884-1946)は日本で初めて国際的な名声を得たオペラ歌手です。1910年代から30年代に渡って欧米各地でオペラに出演しました。

中でもプッチーニの『蝶々夫人』を得意とし、「マダム・バタフライ」の愛称で呼ばれました。『蝶々夫人』は長崎を舞台に士族の娘・蝶々さんとアメリカ人海軍士官ピンカートンの悲恋を描いています。

第二次世界大戦後、旧グラバー邸で暮らした進駐軍の大佐夫人はここから見える風景に魅了され「マダム・バタフライ・ハウス」と呼んだそうです。
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