優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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冬はじめ
登りに30分ほどしかかからなかったので、下るのは15分ほどで終わってしまいました。下山したときまだ2時前でしたから、どこかへ紅葉を見に行こうということになり、同じ丹波市の高山寺へ向かいました。朱塗りの山門の前に地元の方がテントをたてて、丹波黒大豆など特産品を販売しておられます。IMG_4266
しかし、紅葉はまだ始まってもいませんでした。本堂で観光協会の方から「いつもはこんな感じです」と見せていただいた境内の写真は、真っ赤な紅葉、参道に散り敷いた紅葉が見事です。今年の紅葉の見ごろは半月から一か月近く遅れそうです。IMG_4272



八月
親不知の山頂は東面が開け、眼下に由良川の支流の竹田川が流れ、対岸に高谷山、妙高山などが見えます。見通しのよいときであれば、日本海にほど近い福井県の青葉山まで望むことができるようです。IMG_3935


残暑
山の日でしたが、親不知に登っているのは私たちだけだったようです。誰にも会いませんでした。尾根筋には大きなモミも生えており、立ち枯れになっているものもありました。IMG_3934

秋の初風
登り始めは谷間で風がなく暑かったのですが、高度があがるにしたがって風が入るようになり、京都府福知山市との境にあたる稜線の537m地点に出ると、初秋の風と思える風が心地よく感じられました。

谷を稜線まで登り詰める間は急な登りが続きました。稜線に出ると「親不知へ0.5km」との標識があり、傾斜は緩やかになりました。コナラ、ヤマザクラなどが生えている比較的広い尾根筋をたどって行きます。IMG_3932


初秋
山の日の昨日は丹波市市島町にある親不知(604.6m)に登ってきました。姫路からは中腹にある登山口の大原神社まで、車で1時間半ほどかかりました。すぐ隣が京都府です。

連日酷暑が続いているものの、山は緑があり、木陰を登ることができるため、下界よりずっと涼しいです。大原神社の本殿の向かって右側から登り始め、針葉樹の中を登って行きました。
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春山
針葉樹林の急斜面を登りきると、尾根に出ます。道標があり、それにしたがって頂上を目指しました。豪雨でずたずたになったのは山裾の部分で、上は以前のままのようです。IMG_1440
頂上には文殊菩薩の坐像がありました。見晴らしのいいテラスもあり、そこで昼食にしました。晴れていましたが、いいお天気すぎて景色には霞がかかっていました。IMG_1444
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春の山
2014年7月の豪雨から4年以上たっています。登山道は土石流ですっかり削られ、仮設の歩道が設けられていました。IMG_1435
すぐそばで砂防ダムが建設中でした。隣に階段が設けられており、そこを越えていきました。IMG_1436
山のあちこちで工事をしているのか、尾根を越えるように工事用の軌道が敷かれ、そこを作業員が台車に乗って行き来しています。登山の人なら尾根を徒歩で越えるのも楽しみのひとつですが、作業員がそんなことをしていては作業効率が悪い。IMG_1437
軌道に沿って登って行ったのですが、これは登山道からは外れていたようで、途中からナビを頼りに本来の登山道を探して針葉樹の植林帯を登りました。IMG_1438


春寒
登山道の途中に落差18mの独鈷の滝があります。岩瀧寺を開いたとされる弘法大師の伝説が残り、滝壷にむかって一直線に落ちています。
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傍らの大きな洞窟内には不動明王が祀られており、浅山不動尊と呼ばれています。寛永上覧試合に出場した剣豪、浅山一伝はここで修行を積み、浅山不動剣を編み出しました。
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のどか
岩瀧寺の境内に不動明王と何体かの地蔵像がありました。お地蔵様はすべて赤いおそろいのよだれかけをしています。地区のどなたかが作られたものでしょう。豪雨のときは、このお地蔵様たちも濁流の中だったのでしょうか。IMG_1420
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馬酔木の花
岩瀧寺の庭ではベニバナアセビも咲いていました。普通のアセビは白い花ですが、これはピンクとも薄紫ともとれる色をしています。アケボノアセビとも呼ばれ、園芸種としては、ダイセン、クリスマス・チアなどがあります。花の色には個体差があるので、品種の見極めは難しいようです。IMG_1421



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