優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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春の夢
丹波竜化石工房に入ると目を引くのが丹波竜の全身骨格のレプリカです。丹波竜は竜脚類の中では小柄だそうですが、それでも全長十数メートルはあります。長い首と大きな胴体が特徴です。

これよりさらに大きな恐竜やそれを食べる肉食恐竜などが生息していたこの時代、地球の全球平均気温は22℃ほどでした。現在の平均気温は15℃なので、この時代から見れば寒冷化しています。

地球温暖化や気候変動と騒ぎますが、地球気温も気候も変動するものであり、生物は誕生してはやがて絶滅していくというのがむしろ当然なのだと感じます。常に変化し流れていく、それがあらゆるものの宿命です。
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早春
丹波竜は竜脚類に属する恐竜です。丹波市山南町上滝地域には前期白亜紀(約1億4500万年から1億50万年前頃)の篠山地層群が広がっています。2006年、ふたりの地学愛好家がここで恐竜の化石を発見しました。

鑑定の結果、竜脚類の新属新種とわかり、丹波竜(正式名称:タンバティタニス・アミキティアエ)と名づけられました。そして、丹波竜と発掘の様子を見られる「丹波市立丹波竜化石工房ちーたんの館」ができました。

前期白亜紀ティタノサウルス形類の化石の発見は世界的にも貴重なものだとか。建物の外壁から丹波竜の首と尻尾が出ているという斬新で面白いデザインの建物が目を引きます。
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