優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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五月
由布院駅前のバスセンターまで戻り、そこから別府行きのバスに乗りました。バスセンターでは大きなトランクを持った韓国人観光客の姿が目立ちました。

この日は年にこれほどの快晴は数日もないだろうと思うほどのいいお天気で、全天真っ青、雲が全くありませんでした。

別府行きのバスには出発時は数人しか乗っていませんでした。バスは県道216号から県道11号に入り、由布岳の麓まで登って行きました。振り向くと車窓には由布院盆地が広がっていました。
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五月
大分へ来ています。昨日は博多から「ゆふいんの森」に乗り由布院まで行きました。月曜日の雨があがり、空は真っ青で雲一つない晴天でした。「ゆふいんの森」も由布院も外国人観光客が多く、日本人の姿は1割程度でした。
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五月空
ハイキングの最後に三ツ矢サイダー発祥の地である平野鉱泉工場跡へ立ち寄ることにしました。多田神社から丘陵地の住宅街に出て能勢電鉄方面に向かい歩いて行きました。国道173号を渡るころには左手向こうに大きな三ツ矢サイダーの商標が見えてきます。

猪名川の支流である塩川を渡れば川沿いに大きなシナサワグルミが生えています。中国原産で明治初期に日本に入りました。生長が早いので街路樹や公園樹として各地に植えられています。果穂には翼があり、それが日の光を透かしてきれいでした。
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五月
「播州皿屋敷」は怪談。姫路城に残るお菊井戸にまつわる伝説を劇化したものです。戦後の上演回数は少なく珍しい演目だということです。

悪事を企む細川家家老の浅山鉄山が、自身の横恋慕を受け入れないお菊に罪をきせて惨殺する場面の残酷な美しさが描かれます。お菊が「一枚、二枚…」と皿を数え幽霊となって現れるのは後半です。鉄山を中村橋之助、お菊を中村虎之介が演じました。

「鰯売戀曳網」は一転してコメディタッチの明るい作品で、鰯売りの猿源氏を中村勘九郎、猿源氏が憧れる傾城蛍火を中村七之助が演じました。子役も出ていました。主役を演じる歌舞伎俳優たちは、名のある家に生まれ幼いころから稽古を積んで所作を身に着け、舞台を務めるようになるのでしょう。
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五月
豪雨の影響で月曜日の川はまだ泥の色でしたが、火曜日になると澄んできました。お天気はすっかり回復し、しばらく晴天が続きそうです。車に乗るとすでに暑く、昼間は窓を開けて走行しています。ジャーマンアイリスがあちこちで咲いています。
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五月
12時7分発の花嫁のれん2号に乗りました。JR西日本が和倉温泉と金沢の間で運行する観光列車です。キハ48系ディーゼルカーを改装した2両編成、赤を基調とした外観デザインには輪島塗や加賀友禅のイメージが使われています。運転士と車掌以外に専用のユニフォームを身に着けた「おもてなし」のための乗員がいました。
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五月
ジェームズ・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」は、何もない部屋の中に入ると天井に560cm四方の開口部があるという作品です。部屋の四方には壁に沿って石製のベンチが巡らされており、鑑賞者はそこに座ってその日の空を見上げます。

一日の間で移り変わる空の景色と光の具合を楽しむ作品です。雨の日には雨が降りこむようです。部屋の周囲に雨水を流すための溝が切ってありました。豪雪だったこの冬、部屋はどうなっていたのでしょう。雪かきをしたのか?天井を覆うと作品になりませんし。
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五月
「甲冑の解剖術」を見た後、館内を周りました。目をひいたのは加賀友禅の模様がいっぱいに描かれた壁でした。そこへ行きたいと思うのですが通路はそのまま真っ直ぐ進むことはできず巡り巡ってたどり着きました。これもあるいは展示側の意図かもしれません。

加賀友禅模様の壁画の前にはロッキングチェアが数脚置かれ、観覧者は自由に座って前面のガラス越しに屋外の展示作品を見ることができます。後でこの壁画も台湾の美術家マイケル・リンの作品だと知りました。
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五月
あちこちで修学旅行生の姿を見かけました。数人でグループになり地元のガイドとともに施設を周っています。昔は観光バスで乗りつけてクラス単位で行動するといった修学旅行でしたが、最近は小人数でのグループ行動が主流のようです。
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五月
金沢駅東口を出た瞬間、やかんを平べったくした巨大なオブジェが目に入りました。平凡な生活道具のやかんながら、こんな形で街に登場するとインパクトがあります。「やかん体、転倒する」という三枝一将氏の作品です。ちょっと離れたところに蓋も転がっています。こうしたユーモラスで楽しい現代アートはいいですね。
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