優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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新米
オリックスの株主優待で頼んでいた「コウノトリ育むお米」が届きました。但馬地方は兵庫県の日本海側にあたり、野生のコウノトリが最後まで生息していました。近年、コウノトリを野生に帰す取り組みが続けられています。

コウノトリは体長1m、翼を広げると2mを超える大型の鳥で、田んぼや河川でフナなどの魚類、カエル、ヘビ、バッタなどの小動物を獲ります。野生で生きていくためには1日500gの餌が必要です。

但馬地方では、これらを可能にするため、農薬を不使用、あるいは7.5割まで削減、化学肥料の不使用を徹底しています。また、春は早期から田に水を入れて生き物をふやし、夏はそれらの成長にあわせた水管理をおこない、秋は稲刈り後に米ぬかを入れて土づくりをし、冬も水をはってコウノトリ以外の野生の渡り鳥の憩いの場としています。

生き物に優しい田んぼのお米は人間にも優しい、ということで、コウノトリが大きなブランド価値を持つようになっています。上野動物園のパンダが食べるパンダだんごにもここの米粉が使われているそうです。IMG_4200



春うらら
先週の月曜日、山に登る仲間で但馬海岸の佐津までカニを食べに行ってきました。JR西日本管内では、11月から3月のカニのシーズン中「かにカニ日帰りエクスプレス」を運行しています。それを利用すれば、阪神間からでも日帰りで本場のカニを食べに行くことができます。

朝出て夕方には戻れるプランで、気軽に出かけられます。受け入れる旅館や民宿にしても、昼間の時間を有効活用できるため、いいシステムでしょう。

3年前に同じ仲間で出かけたことがあり、今回と同じ民宿「源助」でした。カニのお刺身、焼ガニ、カニすきなど新鮮なカニがたっぷり出て、さらに鮮魚の刺身、豚しゃぶ、カニグラタン、女将の手作りパンまでつき、最後は雑炊でシメ。当分カニはいい、というくらい食べました。IMG_1154
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