優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:住吉神社

春近し
浜の散歩道まで戻ると神社前の広場を利用してウインドサーフィンを組み立てている人がいました。波が穏やかで風もいいのでしょう。ウインドサーフィンやシーカヤックなど海辺のレジャーにも優しいのが瀬戸内海だろうと思います。
IMG_5715


海辺には鴨類が多数集まっていました。ヒドリガモのようです。淡水ガモですが、海に出ることも多く大群で見られることの多いカモです。ピューイ、ピューイと鳴きかわしているのが聞こえます。日差しを浴びて海面がきらきらと光り、のんびりした雰囲気でした。
IMG_5716

春の隣
浜の散歩道に合流してすぐ右手に住吉神社があり、鳥居まで緩やかな坂と階段で登って行けます。辿り着いて振り返ると鳥居のむこうに淡路島の西海岸が見えました。このあたりには住吉神社が多く、海沿いにもいくつかあります。

住吉大神は海の神であり、航海や漁業関係者の信仰を集めてきました。遣唐使が派遣されるときも必ず祈願したといいます。四方を海で囲まれた日本にとって、産業と交通を支える神であり続けています。
IMG_5718

花曇り
3日の日曜日は県立播磨中央公園までお花見に出かけました。途中、加西市内を通ったら屋台に出会いました。北条節句祭りだったのです。住吉神社の春季例大祭で、平安時代末期の保安3年(1122)に始まったといいますから、今年で900年です。

もともと旧暦の3月3日に行っていたので節句祭と呼ばれるようになったのでしょう。屋台をかく人達はウールの着流しに地下足袋です。コロナの影響で屋台巡行は3年ぶり。日常が復活する兆しであればうれしいですね。
IMG_5077



このページのトップヘ