優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:八月

八月
昨夜、花火の音で窓から外を見ると北東の谷あいから花火が打ちあげられていました。部屋からはこの一か月、週末ごとにいろいろな方角で打ちあがる花火の音が聞こえていました。しかし、山影に遮られて見えませんでした。夏休み最後の花火です。

打ち上げ花火といえば、小学校1年生か2年生の夏休みに淡路島で見たものが、印象に残っています。自分が幼い子どもだったために花火がまるで空全体を覆うように見え、いまだにあれ以上の印象を与える打ち上げ花火には出会ったことがありません。

10歳以前の子どもの見ている世界は、それ以後の世界とはかなり異なっているのではないか、と思います。ほぼすべてが新しい体験で新鮮であること、自分の身体が小さいために何もかもが大きく見えること、などが影響しているのでしょう。
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八月
14日が粗大ごみの日なので、解体した洋服ダンスを粗大ごみ置き場へ持って行きました。ベニヤ板製の安物ゆえ、ショックレスハンマーを使い私一人で解体できました。

昔の婚礼家具のような立派なものだと、作りがしっかりしているし、物自体がとても重くひとりでは処分できません。自分で処分できるものはできる限り自分で処分し身軽になることを目標にしています。

整理ダンスを先に隣の部屋に移動させたので6畳間は実に広々としました。引っ越してきたばかりの部屋の様です。
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八月
私の部屋は五階にあり、一日中風がよく通ります。それゆえ酷暑でもエアコンなしで過ごせます。昼は播磨灘から内陸に向かって吹く海風、夜も照明を工夫して窓を開け放てば扇風機のみで乗り切れます。

エアコンを点けなければ命にかかわると言われていますが、風がよく通る場所で、水分を十分摂取して過ごせば熱中症は防げます。人間の身体は汗を蒸発させて体温を下げる水冷システムなので、汗が蒸発するようにしておくのが大事です。

大都会の五階だととてもこんな風通しは無理ですが、私の住む辺りは21世紀になるまでは水田が広がっていた郊外で、住宅地が増えたとはいえ、周囲は二階建てまで。その頭の上を風が通ってくれます。
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八月
加東市にある朝光寺へ行ってきました。最初は場所がよくわからず、目についた大きな建物である朝光寺総持院へ行き、案内を乞いました。丁寧に案内してくださったうえ、二種類のリーフレットまでいただけました。

国宝・朝光寺本堂はそこからすぐのところで、道路脇の駐車場に車を停め、鹿野川の流れを渡って川に沿って歩いて行くと、やがて緑の中につくばねの滝が見えてきました。落差はそれほどありませんが、流れが三本に分かれた美しい滝です。
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八月
「パン工房丸藤」の玄関脇では、かつて手水鉢だったと思われる石鉢の中でメダカが泳いでいました。青味がかった身体で涼し気です。野生のものは黄色味を帯びた灰褐色ですが、品種改良で赤、白、青、透明などのものが生み出されているようです。
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