冬の宵
YouTubeのお勧めに中世ヨーロッパ(11-15世紀)の音楽があがってきたので、聴いてみました。このころの音楽といえばグレゴリオ聖歌が有名です。やがてオルガヌムへと発展し、そこからポリフォニーが生まれクラシック音楽へとつながります。

この時代はキリスト教権力がすべてを支配し、十字軍が行われました。その後の欧州の寒冷化による大飢饉、やがてペストの大流行で欧州人口の4分の1が失われるという時代です。

今とは全く違う、悲惨な時代背景の中で作られた音楽ですが、それでも心地よく響いてきます。リズム、メロディー、音色…、生理的な何かに訴えてくるのです。音楽の持つ不思議さですね。
DSCN3198