優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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冬の朝
近所に市川が流れています。ここに住んで感じるのは水が近くにあることの住みやすさです。夏はこの川筋の上を通って南の播磨灘から北の内陸部に風が終日吹きます。冬は水のおかげで気温が穏やかになります。

朝になり明るくなり始めると鳥たちが動き始めます。川の向こうの山がカラスのねぐらで、まず鳴き始めるのは彼らです。その後、カワウ、ダイサギなどの姿が見られます。
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冬の朝
復元された弥生の住まいを順番に見ていると、一軒の家の煙出しから煙が出ているのに気づきました。回り込んでみると「防虫のため煙で燻しています」と張り紙があります。中に係員がおられて、お話をきくことができました。

ここに使われている葦は加古大池で採れたもので、公園内で乾燥させ使っているそうです。実際の弥生時代の住居がどのようなものだったかは基礎の部分しか残っておらず、上の部分は想像に基づいているとのことです。腐ってしまいますから無理もありません。

近隣から採れる材料で風雨を防ぎ眠ったり煮炊きできるような構造となると自然にこういう形の住居になるのだと思います。この住居は葦が見事に整えられており、これは茅葺職人が作られたものだとか。
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