優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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冬晴
先週の半ばに二日続けて雨模様だった後は晴天が続いています。今週いっぱいは雨の予報はありません。少し雲が出ることはあってもおおむね晴れです。これが冬の瀬戸内海地方の定番のお天気です。

冬によく信州のスキー場に行っていたころ、どんよりとした曇り空が続くのに驚きました。雪国なのだから当然で、映像のように青空の下で颯爽と滑るのはむしろ稀です。
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冬晴
昨日はいとこ同士の忘年会で姫路城近くの「ソラニワ」で昼食を食べてきました。ビルの6階から姫路城を見渡せる場所にあり、ロケーションの素晴らしさだけでも一度は訪れてみていいところだと感じました。快晴だったのもラッキーでした。

もちろん料理も美味しくて、和食、イタリアン、フレンチを合わせたメニューというのも珍しくゆったりと食事を楽しむことができました。去年は同じ忘年会を和食の店でやりました。一年は早いねなどといいつつ、来年はもっと早く過ぎると思いました。
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展望台からは北に広がるたつの市街を眺めることができます。すぐ下を山陽新幹線が走っており、昼食を摂っている間にも何本もの新幹線が走り抜けて行きました。その北にJR竜野駅があり、東を揖保川が流れています。

たつの市は平成の大合併以前は龍野市との表記でした。しかし、JRの駅名も典型であるように、龍野と竜野というふたつの表記が混在していました。合併を契機にたつの市とのひらがな名称になりましたが、龍の字が消えたのを残念に思う人は多かったと思います。
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冬晴
黍田富士へはいったん下り、登り返すようになっていました。尾根上の道が白く輝き、そこを下ってくる人の姿が見えました。道は明瞭でよく登られているのがわかります。山頂は意外に広く、斜面に突き出す形で展望台が設けられています。そこに座って昼食にしました。
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冬晴
考古博物館まで戻り、まず展望台に登ってみました。古代の物見櫓を模して作られ、大中遺跡の景観に配慮していると同時に、展望台から遺跡の全体像を見渡せるようにもなっています。
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冬晴
大中遺跡公園には弥生時代の住居が再現されています。国指定の遺跡としては弥生時代後期のものですが、出土品には旧石器時代のものもあります。ここは温暖で海に近く住みやすい場所だったと考えられます。旧石器時代にはナウマンゾウやオオツノジカなども生息しており、それを狩っていたようです。
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冬晴
播磨町にある国指定史跡「大中遺跡」に行ってきました。大中遺跡は昭和37年(1962)に3人の中学生によって発見された弥生時代後期(約1800年前)の遺跡です。甲子園球場よりも広い面積の公園内にその時代の住居や当時生えていた植物も復元されています。

すぐ隣に兵庫県立考古博物館と播磨町郷土資料館があり、この日も数人の人達が住居跡で住居の復元作業を行っていました。
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冬浅し
本多家廟所の脇を抜けると空が広がり、三つのお堂がカタカナのコの字型に立つ広場に出ます。午後4時30分から常行堂で和太鼓奏者・陽介の「曼荼羅-MANDALA-」特別奉納公演が行われるため、広場には木製の長椅子が並べられていました。

大講堂は本堂にあたる建物でお経の講義や論議が行われる学問と修行の場です。室町中期(15世紀半ば)の建物で国の重要文化財に指定されています。奉納公演に備えて、正面に大太鼓が据え付けられていました。
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冬晴
摩尼殿を出た後、映画『ラストサムライ』のロケ地ともなった大講堂、食堂、常行堂がある広場を目指します。千年杉はその途中にあり、姫路市自然保護条例による保存樹に指定されています。

樹齢は推定で700〜800年、樹高35m、幹周り7.6mで保存樹の中でも最も樹高が高く、最も幹周が大きい巨木です。
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