優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:出水神社

春日和
出水神社の狛犬、阿形の方はちんちんをするような格好で、吽形の方は逆立ちをしています。狛犬は神社によってバラエティに富んでいますが、逆立ちする狛犬は珍しいのではないでしょうか。石灯籠の上に乗っている、というのもあまり見ないように思います。
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春の日差し
出水神社の境内には「五葉の松」と呼ばれる松が植えられています。初代熊本藩主細川忠利が育てていた盆栽の松で、樹齢は400年以上になるということです。いつごろ盆栽からここに移されたのかはわかりませんが、神楽殿を背景に、見事な枝ぶりです。IMG_1268



出水神社の石灯篭のすぐ脇にしだれ梅がありました。園内の梅はほぼ満開です。IMG_1264
Wikipediaによれば、幟は日本独特の旗の形式のひとつだそうです。長辺の一方と上辺を竿にくくりつけたもので、平安時代の武士たちから始まりました。現代でも大相撲、歌舞伎、寄席、選挙、各種キャンペーンなどに使われ、神社や祭礼のときの幟も典型的なものです。IMG_1265


春の水
細川忠利がここに御茶屋を設けたのは、阿蘇の伏流水が清冽な湧水として出るところであったからというのも理由のひとつです。茶の湯に最適であり、ここの水は「百薬の長」として多くの人に親しまれています。IMG_1266
細川家歴代を祀っている出水神社の名前にもそれは現われているように思います。水を尊び水の恵に感謝する場所でもあります。手水舎に竹を配して、水が心地よい音をたてていましたし、隣には神水「長寿の水」がありました。
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藪椿
午後からは市電に乗って水前寺公園へ行きました。正式名称を「出水神社神苑水前寺成趣園」といいます。東海道五十三次を模したといわれるつくりで、桃山様式を代表する優美な回遊式庭園です。
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入口の石柱の上にきれいなヤブツバキが咲いていました。山で見るヤブツバキは花びらのどこかが傷ついているものですが、まったく何の傷もありません。撮影していると、隣にいた男性が「これが一番きれいですよ。中でもこんなにきれいなのはありませんでした」とおっしゃいました。IMG_1302



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