優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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初秋
朝の蜘蛛は縁起がいいとされています。一周忌ですが、墓じまいをして墓はないですし、檀家じまいもしているので、お寺との縁もありません。墓参りもしませんし、法事もしません。母の遺骨は海へ散骨しました。

人間が死ぬのは自然なことです。原爆や東日本大震災などという大きな悲劇ならそれを記憶に留めるため、慰霊と教訓のために慰霊碑をたてて祀るのは大事なことかと思います。

しかし、生まれた人が亡くなっていくのは自然なことです。縁のある人間がこの世にいる間、ふとしたときに思い出すことが供養であり、それで十分です。私自身も散骨してもらいたいと伝えてあります。
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初秋
CT検査を終えて病院を出ると雨がぱらついていました。最寄りの武庫川駅までは歩いて数分です。ここは普通しか停車しないので、西宮で直通特急に乗り換えるため一旦電車を降りました。

入れ替わりに介助犬が普通電車に乗って行きました。緑の地に白で介助犬と書かれたジャケットを身に着けています。連れているのは体育会系のような屈強な男性で、「この人に介助犬?」と不思議でしたが、人は見かけによらないこともあります。

介助犬はおとなしく男性の横で臥せの姿勢をとりました。盲導犬は何度か見たことがありますが、介助犬は初めてでした。
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初秋
朝光寺本堂は方七間のどっしりとした建物です。正面向拝は江戸末期の文政12年(1829)に付け加えられました。向拝の屋根を支える柱を向拝柱といい、本屋の柱との間は曲がりのある水平材でつなぐことが多く、これを海老虹梁(えびこうりょう)といいます。

面白いなあと思いながら見上げましたが、後でリーフレットを読むと「そのため原形を損じているのが惜しまれる」とあり、文化財的にはこの部分が室町初期の折衷様式を壊しているとみなされるのか、と感心しました。
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初秋
CIDPの影響で足趾から足底にかけて痺れ痛い感覚があります。神経障害性疼痛の鎮痛剤であるタリージェを飲んでいますが、眠ろうとすると痛みの感覚が強くなります。そこで睡眠薬のデエビゴをもらっています。

鎮痛剤の処方には段階があり、リリカやタリージェは第一段階の薬です。この効果が十分でない場合にはトラマドールのような弱オピオイドになります。普段の生活ではそこまで強い痛みではないので、入眠を助けるためにデエビゴが処方されています。
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