優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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初秋
市川の東岸から川越しに増位山を望みました。増位山は標高259.0m、東を市川が流れ、増位山はなだらかな稜線を見せています。

山頂へは数えきれないほど登りました。市川の中流から下流域にかけて一望のもとに見渡せます。古くは「有明の峰」と呼ばれ、この東側から望む山の姿はその名にふさわしいです。
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初秋
球体の先には内田晴之の「重力空間ー2つの領域」がありました。緑の芝生の上に置かれている真っ赤な直線的オブジェです。

涼しい時期ならばもっと広い範囲を散歩して大きな彫刻を間近で眺めることも楽しいでしょう。ここから引き返し、多々良木川のほとりの木陰に座って、ラーメンを作り昼食にしました。

川の中では家族連れが水遊びをしていました。大人も水着になり、浮き輪に乗っています。周囲の緑を眺めつつ水と戯れるのは、都会の大混雑のプールとは異なる楽しさでしょう。
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初秋
森の広場にいくつかの彫刻が置かれていました。周りには並木的に木が植えられているところもあり、彫刻とのコンビネーションもまた面白いです。

あさご芸術の森の中には「多々良木フォレストリゾートCoCoDe」があり、ドームハウスやログハウスでの宿泊、バーベキューなども楽しめるようでした。
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初秋
早朝の散歩で大歳神社へ立ち寄りました。増位山の麓にあり、石段を登っていくと立派な百度石が立っています。大歳神は穀物や農業の神様で、素戔嗚尊の子であり、特に稲作や五穀豊穣、そして年の始まりや終わりを司る神として信仰されています。

大歳神社は全国に391社あり、そのうち姫路市内に58社あります。さらに、姫路市の中でも市川流域に多く、姫路市豊富町内だけで8社あります。これは特異な分布で大歳神社はほぼ西日本に限られ、関東より東にはないと思います。

古代に稲作技術を持って渡来した人々が市川流域の肥沃な土地に定着し、そこで自分たちの神を祀ったのかもしれません。
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初秋
最近はYAMAHAの電子キーボード「ピアジェーロNP-15」でバッハのインヴェンションを弾いています。もっと安いキーボードで弾いていましたが、これを購入して鍵盤や音の質が全く違うことに驚いています。

キーボードを弾こうと考えたのはMAGN(抗MAG抗体ニューロパチー)の疼痛対策でした。鎮痛剤を服用していますが、神経障害性疼痛のため完全な鎮痛は難しく、何か別のことに集中することで気を紛らわせます。

この手段として楽器の演奏、特にバッハのよう緻密な技術を要求する曲はぴったりです。鍵盤と音が良くなったことで、さらに集中できるようになりました。
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初秋
朝の蜘蛛は縁起がいいとされています。一周忌ですが、墓じまいをして墓はないですし、檀家じまいもしているので、お寺との縁もありません。墓参りもしませんし、法事もしません。母の遺骨は海へ散骨しました。

人間が死ぬのは自然なことです。原爆や東日本大震災などという大きな悲劇ならそれを記憶に留めるため、慰霊と教訓のために慰霊碑をたてて祀るのは大事なことかと思います。

しかし、生まれた人が亡くなっていくのは自然なことです。縁のある人間がこの世にいる間、ふとしたときに思い出すことが供養であり、それで十分です。私自身も散骨してもらいたいと伝えてあります。
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初秋
CT検査を終えて病院を出ると雨がぱらついていました。最寄りの武庫川駅までは歩いて数分です。ここは普通しか停車しないので、西宮で直通特急に乗り換えるため一旦電車を降りました。

入れ替わりに介助犬が普通電車に乗って行きました。緑の地に白で介助犬と書かれたジャケットを身に着けています。連れているのは体育会系のような屈強な男性で、「この人に介助犬?」と不思議でしたが、人は見かけによらないこともあります。

介助犬はおとなしく男性の横で臥せの姿勢をとりました。盲導犬は何度か見たことがありますが、介助犬は初めてでした。
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初秋
朝光寺本堂は方七間のどっしりとした建物です。正面向拝は江戸末期の文政12年(1829)に付け加えられました。向拝の屋根を支える柱を向拝柱といい、本屋の柱との間は曲がりのある水平材でつなぐことが多く、これを海老虹梁(えびこうりょう)といいます。

面白いなあと思いながら見上げましたが、後でリーフレットを読むと「そのため原形を損じているのが惜しまれる」とあり、文化財的にはこの部分が室町初期の折衷様式を壊しているとみなされるのか、と感心しました。
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初秋
CIDPの影響で足趾から足底にかけて痺れ痛い感覚があります。神経障害性疼痛の鎮痛剤であるタリージェを飲んでいますが、眠ろうとすると痛みの感覚が強くなります。そこで睡眠薬のデエビゴをもらっています。

鎮痛剤の処方には段階があり、リリカやタリージェは第一段階の薬です。この効果が十分でない場合にはトラマドールのような弱オピオイドになります。普段の生活ではそこまで強い痛みではないので、入眠を助けるためにデエビゴが処方されています。
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