春の空
平櫓の東脇を通る坂道は不開門に通じています。不開門は熊本城に唯一現存する櫓門で平時は開けなかったと伝えられています。地震によって不開門は櫓部分が倒壊し、周囲の石垣も崩落しました。IMG_1246
さらにその先には北十八間櫓がありました。高さ20mの石垣の上に建つ全長40mの一階建ての櫓です。鍵状に折れた形で南側は東十八間櫓と接続し、江戸時代から残る重要文化財です。地震によって櫓と土台の石垣が崩落しました。IMG_1245
倒壊した櫓や崩落した石材は回収され、修復に備えて整理保管されています。これらがすべて完全に元の姿に戻るには莫大な経費と長い年月がかかるでしょう。