優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:千姫ぼたん園

花影
千姫ぼたん園の周辺のベンチでもお弁当を食べている人たちがいました。満開のソメイヨシノがほどよく日差しを遮り、はらはらと舞い散る花びらもあり、極楽です。

お花見は奈良時代に貴族の間で始まりました。最初は梅の花でしたが、平安時代に入り桜の花に変って行きました。桜での花見の宴の起源は、嵯峨天皇(786-842)が催した「花宴の節」であると『日本後紀』に記されています。
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枝垂椿
千姫ぼたん園にはしだれ椿も咲いていました。しだれ梅、しだれ桜というのは知っていましたが、椿にまでそういう品種があったとは知りませんでした。園芸家の品種改良の結果でしょう。木に咲く花のほとんどにシダレがあるのかもしれません。
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ぼたん
姫路城三の丸の高台に千姫ぼたん園(無料)があります。千姫の義父である本多忠政の居館跡です。牡丹は初夏の季語ですが、すでに早咲きの牡丹が咲いていました。桜の花びらが舞う中での牡丹はさらに豪奢です。
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