優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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卯の花
『播磨国風土記』には大汝命(オオナムチノミコト)のご飯をこの山に盛った、それで飯盛岳との名前になったと書かれています。大汝命は大国主命(オオクニヌシノミコト)の別名です。全国に飯盛山という名前の山は数多くあり、稲作との関連も連想されます。

卯の花はウツギのことです。降りてくる道のかたわらに白い花をいっぱいにつけていました。アジサイ科ウツギ属の落葉低木で北海道南部から本州、四国、九州に広く分布します。

『播磨国風土記』は奈良時代初期(8世紀初め頃)に編纂されました。そのころからこの土地で咲いていた花のひとつです。
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卯の花
三ツ矢サイダー発祥地を見た後は能勢電鉄妙見線の平野駅へ向かいました。途中、卯の花が咲いていました。卯の花はアジサイ科ウツギの花のことで、万葉集の昔から詩歌に多く詠まれ、初夏を象徴する花のひとつです。
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