初秋
朝光寺本堂は方七間のどっしりとした建物です。正面向拝は江戸末期の文政12年(1829)に付け加えられました。向拝の屋根を支える柱を向拝柱といい、本屋の柱との間は曲がりのある水平材でつなぐことが多く、これを海老虹梁(えびこうりょう)といいます。

面白いなあと思いながら見上げましたが、後でリーフレットを読むと「そのため原形を損じているのが惜しまれる」とあり、文化財的にはこの部分が室町初期の折衷様式を壊しているとみなされるのか、と感心しました。
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