優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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君子蘭
福原京跡の住宅地ではモッコウバラ、ナニワイバラ、バラ、クンシランなどあちこちで庭に咲く花を見ました。花の咲き方は全体に早く、街路ではヒラドツツジも咲き始めています。

氷室神社は源平合戦の際には平教経の陣所となりました。ここはまた、平通盛と妻・小宰相局の別れの地と言われています。通盛は一の谷の戦で戦死し、小宰相局は海に身を投げ後を追いました。

市杵島姫命は縁結びの神様とされ、境内には恋愛成就を願う絵馬などが多数見られました。通盛と小宰相局の伝説もこれにロマンチックな彩りを与えているように思えます。
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君子蘭
チェックアウトするとき、受付カウンターの隣に南西アジア出身と思われる若い女性が「研修中」の名札をつけて立っていました。出発のときに荷物を持ってくださったので、「どこから来られたのですか?」とたずねると、「ネパールです」とのこと。

以前、他の旅館でこうしたアジアの国から研修に来られている人に会ったことがあります。日本語には謙譲語、尊敬語、丁寧語など立場の上下によって入れ替わる複雑な使い方があり、それを接客業で完璧に使いこなすのは、日本人でも難しいものです。「ネパール、山が美しい素晴らしい国ですね」と話して別れました。
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