優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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秋高し
垂水から須磨にかけての海沿いは山陽電車、JR西日本、国道2号が並行して走っています。関西圏の交通の大動脈です。平地が少ないため歩道の幅はぎりぎり。そのうえジョギングをしている人の数が多く、ひっきりなしにジョガーに出会います。

神戸はほとんどが坂の町なので、海岸線以外には「平地」として走る場所がなく、ここに集中するのかもしれません。しかし、これだけ多いと歩いている人にとっては危険でもあります。前からも後ろからも走ってくるのですから。
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薄紅葉
平磯芝生広場から東に向かい平磯緑地を歩いていくと歌碑がありました。「命をし幸くよけむと石走る 垂水の水をむすびて飲みつ」(作者未詳) 垂水は現在でいえば滝のようなもので、かつて塩屋から垂水にかけての間に複数の滝があったそうです。

このあたりは六甲連山が海へ落ち込んでいくところで、山がぎりぎりまで海に迫っています。これほど開発が進んでいない万葉時代なら、海へ落ちる無数の滝があったというのも想像できます。「萬葉歌碑の道」として数基の歌碑が平磯緑地内にあります。
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