優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:増位山

山桜
週初めは市川の東岸の山も西にある増位山もヤマザクラが山肌に転々と咲き誇り、桜の季節の頂点でした。里のソメイヨシノも八分咲きでした。

四月が中旬となり、昨夕の雷雨でヤマザクラの花はかなり散ったようです。山肌の桜色が薄れてきました。この移り変わりの様も桜の季節ならではの醍醐味です。
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秋の峰
増位山の頂からは明石海峡大橋は直線距離にして40kmほどです。70km離れている大鳴門橋よりずっと近いのですが、地形的に全体像は見えません。

姫路・明石間の海岸線は南へ向かってせり出しています。大橋は途中の高御位山(304m)の影となり主塔がその稜線の向こうにのぞく程度です。
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秋の蜂
増位山頂に着いたら、ベンチに「スズメバチが木の根元にいます」とのメモが置いてありました。見ればすぐそばのコナラの根元に数匹のスズメバチが群がっています。コナラの樹液はスズメバチの好物で、冬に備えて栄養を蓄えているのです。
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蓮の実
増位山山上駐車場から自然歩道に入るところに蛇ヶ池があり、夏には白い蓮の花が咲きます。今は花を終えた花托の部分に蓮の実が熟しています。熟れきると実は跳び出して水中に落ちます。

花托の後ろに控えている葉は縁から少し黄色くなってきています。夏に花が咲いていたころはさぞ青々として見事だっただろうと思いました。
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花の山
抗magニューロパチーで足の感覚がなくなる以前は毎日のように増位山へ散歩に行っていました。そのころ顔見知りになっていた方と久しぶりに会って挨拶を交わしました。

昨日は姫路城近くにあるペインクリニックへ鎮痛剤をもらいに行きました。今までと変わりなくプレガバリン一日600mgの処方です。これでもなんとかしのいでいけるぎりぎりの量という感じです。

姫路城の間近ということで、平日でも観光客が多く外国人観光客の姿もたくさん見かけました。大手前通りは歩道の幅が倍になり電線が地下に埋設され、あちこちに彫刻が置かれて昔とは様変わりです。
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山桜
この橋は増位川が増位山の西斜面を西南方向へ流れ下る上にかかっています。川は船場川に合流し姫路城の西側を流れて姫路港で播磨灘に注ぎます。周囲にもたくさんヤマザクラがあり、花を咲かせています。

ヤマザクラが終わればすぐにコバノミツバツツジが咲き、薄赤紫色の花があちこちで見られます。増位山の植生は典型的なアカマツ-コバノミツバツツジ群落です。その後、フジ、キリが咲き始め初夏に入っていきます。
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花の姿
増位山ドライブウェイの途中に咲いているヤマザクラを見に行ってきました。ここは山の谷を蛇行して登る形で道がついているため、途中にそびえているヤマザクラの花をそば近くで見ることができます。

里で咲くソメイヨシノの花はすぐそばで見られますが、山に咲いて高木となるヤマザクラの花を目の前で見られる場所はそれほどありません。ヤマザクラの花は真っ白で赤茶色の若葉が同時に出てきます。
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やまざくら
自宅からすぐ西に見える増位山は、さらに西にある広峰山と峰続きになっています。平成の大合併以前は姫路市と神崎郡・飾磨郡の境界でした。校歌にこれらの山が登場するところも多いです。

増位山はヤマザクラが多く、今の時期は山全体が桜色に彩られ華やかです。山の中に入ってしまうと、ヤマザクラは高木なので花を見ることは難しくなります。こうして少し距離を置いて山全体を眺めるのが山桜流のお花見かもしれないと思います。
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春の空
山頂にはベンチがあります。日曜日は暖かくて風もほとんどありませんでした。ベンチに寝転びそばのコナラごしに空を見上げました。山頂からは東側を流れる市川と姫路市街、さらに播磨灘へと流れ込んで行く河口付近の川の蛇行が眺められます。
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風光る
増位山の山頂からは播磨灘の中に浮かぶ男鹿島、家島が見えます。日差しが傾き始め、海面に反射して光っています。増位山は標高259.0mの低山ですが、山頂からの見晴らしは素晴らしく、空気が澄んでいれば四国まで見えることもあります。
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