優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:増位山

十二月
冬至は12月21日ですが、日没時刻はすでに遅くなり始めています。日没が最も早いのは12月の初旬です。その後、日の出の時刻が遅くなり続けるので日没が遅くなっても昼の長さはまだ短くなります。

太陽が真東から昇るのは春分と秋分です。夏至に近づく間は南へと寄っていき、冬至に近づく間は北へ寄っていきます。今は最も北寄りの時期で、日が昇り始めると北西側の増位山を赤く染めていきます。
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冬うらら
12月に入ってからもそれほど寒い日はなく、穏やかな天候が続いています。昨年の12月も暖かく、年末に梅が咲き始めていました。今年もこのままの天候ならそうなるかもしれません。今年もあと残すところ20日になりました。DSCN1030

小春
晴天で放射冷却となり今朝は冷えていました。その分午前中は快晴となり、日が当たるとぽかぽかして暖かくなりました。

増位山で散歩をしていると、道を尋ねられました。増位山は近畿自然歩道の一部で道標はよく整備されています。しかし、頂上を示す案内だけがやや不備です。「東尾根コース」とだけ書いてあり、途中に頂上があるとは思わないでしょう。
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枯すすき
木枯しは一日で終わり、今日は再び小春日和です。増位山の頂に行くと、正午前後なら播磨灘がまぶしく光っています。山頂周囲にはコナラがあり、ススキも生えています。ベンチで寝転ぶと、ススキと空だけが見えます。DSCN0420

冬の山
増位山山上駐車場から蛇ヶ池のほとりを歩いていると、法螺貝の音が聞こえてきました。増位山随願寺は天台宗で護摩を焚いたり、火渡りの行事があったりと山伏との関係も深いです。法螺貝はそうした関係者が吹かれているのかもしれません。DSCN0467


小春空
増位山の頂にはベンチが二つあります。前の方のベンチに寝転がって上を見ると、コナラの枝が見えます。コナラはそれほど鮮やかには色を変えず、地味な黄葉です。コナラの美しいのは春の芽立ちのときです。銀色を帯びた薄緑色の新芽の美しさはコナラ独特のものです。DSCN0419



十一月
増位山を歩いていると、いろいろな紅葉や黄葉に出会います。まだ緑を多く残しているものもあり、紅葉のシーズンは中盤あたりか、と思います。

イロハモミジ
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ハゼ
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タカノツメ
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アベマキ
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コバノミツバツツジ
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紅梅
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エノキ
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冬真昼
昨夜少し風があったせいか、今日の増位山からは播磨灘全体が見渡せました。大鳴門橋もかろうじて影がわかりました。冬になると太陽の南中高度が低くなり、増位山の頂から見える播磨灘は眩しく光ります。
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冬紅葉
冬といっても、まだ晩秋の雰囲気がそこここに残っています。増位山の蛇ヶ池周辺では、桜、楓などが紅葉し、きれいです。冬らしさが出てくるのは11月も下旬になってからでしょう。ただ、町ではすでにクリスマスムードが漂い始めています。DSCN0332
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10月は明日で終わりです。冬の気配が漂ってきましたが、それでもまだ暑い日もあります。先日増位山の頂に行ったら、入道雲を思わせるような雲が出ていました。寒暖の差が大きいので着るものに困ることがあり、体調を崩しやすい時期でもあります。
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