優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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夏きざす
お昼ご飯は「浜茶屋」で食べました。津久見市は九州有数のマグロの水揚げ量を誇ります。そこで、名物の鮪ステーキをいただきました。溶岩板で焼きたてのマグロがじゅうじゅうと音をたてながら運ばれてきます。

「もやしがおいしいのよ」と同席した義兄の弟のお嫁さんが言う通り、たっぷりのモヤシがいっしょについてきて、マグロとの相性抜群です。
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加賀温泉駅は始発なので花嫁のれんの車体をじっくり見ることができました。通勤通学列車だった平凡な車体が見違えるような姿になっています。

鉄道を単なる乗り物から「それを目的に旅をしたい」と思わせるものに変えたのは、発想の転換の賜物です。こうした路線が走るところはほぼローカルの赤字路線。それが車両にお化粧を施すことによって車に対抗できるひとつの手段になったのですから。
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檜造りの木乃音の壁には白鷺を描いた木製のクラフトが飾られています。和倉温泉の歴史は古く、大同年間(806-810)に薬師嶽の西側(現在の湯の谷)で温泉が湧き出しました。しかし、250年後の永承年間(1046-1053)に地殻変動が起こり湧口が沖合60mに移動して湯の谷の温泉は枯れてしまいました。

ところがある日、漁師夫婦が傷ついた白鷺が海に身体を浸しているのを見て不思議に思い、近づいて手を入れたところ、温泉だとわかりました。これが現在の和倉温泉です。その伝説に沿ってこの宿では調度品に白鷺のモチーフが使われています。
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金沢21世紀美術館は外側が円形のガラス張り、中は展示室とそれらを結ぶ直線通路という作りになっています。設計は妹島和世と西沢立衛の建築ユニットであるSANAA。シンボルマークにフロアマップがそのまま使われています。

三つの有料展覧会のうち「甲冑の解剖術―意匠とエンジニアリングの美学」を見ました。画期的と感じたのは、甲冑を360度ぐるりと見回せる展示になっていたことです。具足が13領、兜が4頭展示されており、実戦で使用され兜に刀傷が残るものもありました。
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