優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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夏はじめ
桜島では、北岳・中岳・南岳の三つの山体を総称して御岳(おんたけ)と呼んでいます。この御岳は、桜島の最高峰である北岳(標高1,117m)、中岳(1,060m)、南岳(1,040m)から成り、特に南岳は現在も活発な噴火活動を続けています。

御岳は、古くから信仰の対象とされてきました。島内には神社が点在し、ご神体は山頂、すなわち御岳に向けて祀られています。活火山とともに暮らしてきた人々が、火山活動の鎮静や日々の生活の安寧を祈願するためのものです。

また、御岳蔵王権現(北岳を鎮める神、祭神は海幸彦)や御岳竜王権現(南岳の噴火を海底から鎮める神、祭神は月読命)など、桜島の御岳が活火山として畏敬と信仰の対象であることが分かります。
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夏はじめ
仙厳園の土産処「ぢゃんぼ屋」で名物の両棒(ぢゃんぼ)をいただきました。一口サイズの餅に二本の竹串が差してあります。武士が腰に差していた大小二本の刀を薩摩では両棒差し(ぢゃんぼざし)と呼んでいました。

それがこの餅の名前になったようです。竹串を二本差しに見立て、竹串の長さも微妙に異なり、芸の細かさを感じます。みたらし団子のようなしょうゆだれがかかっており、量も味わいもお茶うけにぴったりです。
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夏はじめ
宇佐神宮では結婚式が行われていました。神社での結婚式は新郎新婦ともに伝統的な和装です。宮司と巫女が先導し、花嫁には神職が赤い唐傘を差しかけ、ふたりの周りをご家族の方が数人付き添っておられました。
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夏はじめ
金鱗湖から由布院駅に戻る途中、湯の坪街道沿いの「湯布珈琲」に入りました。真新しい雰囲気だと思っていたら、3月15日にオープンしたばかりとのこと。店全体が黒と白で統一されており、それがカップやモナカ、お手拭きまで徹底されています。

最初からテイクアウトを想定した紙カップになっていました。このカップの飲み口がうまくデザインされていて、飲みやすかったのが印象に残っています。店内は落ち着いた雰囲気でゆっくりできました。
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夏はじめ
週一回程度講師に行っている施設の軒下にコシアカツバメとスズメが巣を作っています。コシアカツバメのつがいが二組、スズメが二組ヒナを育てていて忙しく出入りしています。

巣の形を見るとすべてコシアカツバメが作ったもので、スズメは留守の間にそれらを使い始めたようです。全部で10個近く並んでいますが半分以上壊されています。去年の営巣中、一日の間にカラスが来て壊しました。簡単に餌が手に入ると考えたのでしょう。

施設の方がカラス除けにビニール紐を暖簾のように吊り下げられ、今のところカラスは来ていないそうです。
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夏はじめ
金沢では駅近くの「ホテル金沢」に宿泊しました。窓からビルの向こうに雪を被った山が見えました。白山です。石川と岐阜の県境にそびえる標高2,702mの活火山です。富士山、立山とともに三大霊峰として古くから信仰の対象になってきました。他の地域で雪が消えた今でも「白い山」は一目瞭然です。
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