優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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夜長
抗magニューロパチーによる疼痛を軽減するために瞑想を始めて三か月ほど経ちました。瞑想をしていると、頭の中にいろいろなことが湧いてきます。自分が何かを考えようと思っているのではなく、脳内に自然に湧いてくるのです。

脳は常にこういう状態で、アイドリング中の車みたいです。次から次へと「これはどう?こちらは?」という具合に私に提示してきます。私と脳は別の存在であるようです。

提示されているものを認識して流れ去っていくのを見ていればいい。提示されたものに飛びつくと、それに引きずられてしまいます。ただ見ているというのが簡単そうでなかなか難しいものです。
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夜長
播州地方は秋祭りのシーズンです。中心となるのはこの三連休ですが、歴史的に祭りが盛んだった海沿いの地域は、今も昔ながらの祭礼の日どおりに祭りが行われ、大人は仕事を休み、地域の小中学校も休みになります。

私の住む周辺はこじんまりとしているので、連休がお祭りです。それでも辻に幟が立てられ、道路に沿って色とりどりのシデが並びます。これには各集落で決めた色があります。

屋台に乗るのは小学校高学年の子どもです。彼らはかなり前から地域の公民館で夜な夜な太鼓の練習をしているようで、この時期になるとその音が響いてきます。
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夜長
AI岩崎宏美の100曲のうち最も古い歌はポール・アンカの「あなたの肩に頬うめて」(1960)、最新はYOASOBIの「アイドル」(2023)です。トレーニングに使われたのは1975〜1980年のアルバムで、彼女の16〜21歳の声が63年間をカバーしています。

信じられないような時代にすでに入っているのだと感じざるをえません。真の意味で時間を超えて、歌手が存在できるようになったのです。AIは所詮本人とは違うという意見もあります。それはその通りです。

しかし、本人には不可能なこともできます。生身の人間が録音して残せる曲には限りがあります。AIの凄さは本人の時間的、肉体的な制約を取り払い、ほぼ永遠にあらゆる歌をその人が歌っているように制作できることです。
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