優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:大分県

ソフトクリーム
豊後水道で一本釣りで獲れるマアジとマサバを関あじ・関さばといいます。瀬戸内海と太平洋の流れがぶつかる中で育つためうまみと歯ごたえが増し、高級魚としてブランド化されています。

今回はどちらも食べる機会はありませんでしたが、ここで義兄の姪が甘夏ソフトクリームを買ってくれました。ソフトクリームをコーンに乗せた後、甘夏のジュレをかけます。豊後水道を眺めながらありがたくいただきました。
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青嵐
昼食の後実家に戻って寛いでいるときに、カメラを「浜茶屋」に忘れてきたことに気づきました。慌てて電話をしたらカウンターに届けてくださった方があり、カメラは無事でした。

帰りの電車にあわせ再び義兄の姪に大分駅まで送ってもらいました。途中、白木海岸にある「あまべの郷 関あじ関さば館」に立ち寄りました。この日は快晴で風が強く、目の前の蔦島の彼方に豊後水道対岸の愛媛県の島なみが見えました。
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夏きざす
お昼ご飯は「浜茶屋」で食べました。津久見市は九州有数のマグロの水揚げ量を誇ります。そこで、名物の鮪ステーキをいただきました。溶岩板で焼きたてのマグロがじゅうじゅうと音をたてながら運ばれてきます。

「もやしがおいしいのよ」と同席した義兄の弟のお嫁さんが言う通り、たっぷりのモヤシがいっしょについてきて、マグロとの相性抜群です。
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アマリリス
義兄の同胞たちと揃って実家の裏手にある菩提寺へお参りしました。義兄の遺骨がこちらに安置されていた時期もあったのです。本堂の隣に納骨堂があります。ご住職がおられて本堂にも参拝させていただきました。

そこから裏の山に通じる道があります。みかん農家の多いところだけあり、目の前の豊後水道からすぐに急峻な山になっています。本堂前の桜の根元にアマリリスが咲いていました。
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夏かぼす
実家の庭には夏かぼすがなっていました。義兄の長兄が「持って帰ったらいい」と言って、たくさんちぎって持たせてくれました。姉曰く、「いい人なんだよ。津久見の家に行くと心が洗われる気がするわ」といつも言っています。

義兄もいい人でした。氏か育ちかといいますが、両方なんでしょう。見習いたいと思うものの、もともとの氏も育ちも違うのでなかなか難しいです。
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この日は義兄の姉の長女が大分駅まで迎えにきてくれました。義兄の実家は津久見市にあり、そこを訪問するためです。実家はみかん農家で、「人が来るかも」と注意書きがある海沿いの曲がりくねった狭い路地を入った先にあります。

実家では手作りの苺ケーキをいただきました。ここの菩提寺の若奥様がスイーツづくり教室を開催されているほどの腕前で、その方が作られたものでした。苺を刻んで散りばめるという繊細なデザインです。もちろん味も特級でした。
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青嵐
駅前には大友宗麟(1530-1587)とフランシスコ・ザビエル(1506-1552)の銅像が立っています。

戦国時代末期、現在の大分市は豊後府内と呼ばれていました。大友宗麟は南蛮文化を取り入れ、東シナ海、南シナ海を舞台に活動し、国際都市として発展させました。

フランシスコ・ザビエルはスペインのナバラ王国生まれ、イエズス会創設メンバーであり、日本に初めてキリスト教を伝えました。豊後でも大友宗麟に迎えられ宣教しました。大分土産の定番の洋菓子「ざびえる」は彼にちなんだものです。
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昨日ここに着いた時、巨大なこけしが横たわっていてびっくりしました。木崎公隆・山脇弘道の現代アートユニットYottaが手がける「花子」という全長12mのバルーン型の現代アートです。

「こけしって大分の民芸品?」と不思議でしたが、すでに関西でも展示されており、今回は大分と福岡の「デスティネーションキャンペーン」の一環として展示されていたようです。

この日の朝は強風でしたが、飛ばないよう四方をロープでがっちり固定されていました。どんなものでも常識はずれに大きくすると驚きと面白さが生まれます。
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夏の朝
「ブラッサム大分」の朝食は和洋食の一方を選択するものとバイキングの組み合わせでした。席につくと和洋の別をたずね、それを記した札を置いていかれます。松花堂弁当的にまとめられたものがバイキングを取りに行っている間に運ばれています。

デザートも機能的で少しずつ小さな容器に分けて用意され、いろいろちょっとだけ味わってみたいという気持ちにこたえています。こういうところが日本的おもてなしのサービスという気がします。
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明早し
昨夜は大分駅前まで義兄の姪に送ってもらい、「JR九州ホテル ブラッサム大分」に宿泊しました。ここの売りは地上80mにある天空露天風呂です。大分の夜景を眺めつつ天然温泉にゆったりつかる贅沢を味わいました。
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