十月
散歩の途中に大歳(おおとし)神社にお参りしました。兵庫県姫路市周辺、特に市川の流域には大歳神社がたくさんあります。兵庫県神社庁によれば県内にある神社3800のうち、大歳神社は394、そのうち姫路市に58、神崎郡3町に26あります。

大歳神は年神を意味し、農業神として崇敬されました。稲作が弥生時代に九州や出雲から大和へと広がる過程で播磨にとどまり、地域に根付いたと考えられています。

また、『古事記』では大歳神は素戔嗚尊の子どもとされています。姫路市北部の広峰山にある広峯神社は播磨の信仰の中心であり、素戔嗚尊を祀っています。その関係から大歳神が播磨各地に祀られていると考える研究者もいるそうです。
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