優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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天清和
旧暦四月の時候を清和といいます。昨日は旧暦4月3日、心地よい快晴でした。

18世紀から19世紀前半の頃のピアノをフォルテピアノといいます。古典派の頃はこのピアノを使っていました。現代ピアノはモダンピアノといい、19世紀半ば以降のものです。

J.C.バッハの鍵盤協奏曲をアンソニー・ハルステッド指揮のハノーバー・バンドで聴きました。ハルステッドはフォルテピアノも弾いており、その軽やかな音に驚きました。99年発売のもので、CDジャケットにはMagda Hammerlingの抽象画が使用されています。
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天清和
尼崎駅でJR神戸線からJR宝塚線に乗り換え、川西池田駅で降りました。JR阪急連絡通路を歩いていくと、清和源氏の祖である源満仲の騎馬像が見えてきました。満仲は第56代清和天皇の曾孫で、10世紀後半に川西市多田を本拠地に源氏武士団を形成しました。

後に鎌倉幕府を開いた源頼朝などはすべて彼の子孫です。駅前のロータリーでは人は中空に作られた連絡通路を歩くため銅像を上から見下ろす形になります。人と車の流れを分離するこうした通路は姫路駅前でも採用されています。
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天清和
平成中村座姫路城公演は姫路城三の丸広場に特設テントを組んで行われています。テントに入るときは靴を脱ぐことになっており、それぞれビニール袋に靴を下げて席へ向かいます。江戸時代からの芝居小屋の伝統を踏襲しているのでしょう。

幕は歌舞伎独特の三色幕で、始まると人の手で横に引かれていきます。それぞれの劇場によって三色が異なっており、平成中村座が用いている黒・白・柿色は初代中村勘三郎が将軍家から賜った配色とされ、これが三色幕の元祖です。

平成中村座は十八世中村勘三郎が旗揚げしたもので、基本的に江戸時代の芝居小屋を模した仮説劇場を設営して公演するのを特色としています。今回の三の丸広場特設テントでの上演も勘三郎の遺志を継いだ長男・勘九郎、次男・七之助らによっておこなわれています。
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