優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:天香久山

冬深し
天香久山の頂からは北側の天香久山神社に降り、今度は西に向かいます。振り向くと、南東方向に天香久山が見えました。この辺は集落の中を通ることになり、道が入り組んでいます。GoogleMapを参考にしつつ、常願寺や報恩寺の間を縫って歩いて行きました。IMG_0789
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しぐれ
天岩戸神社から登山口への標識でちょっと迷ったものの、登山口はすぐわかりました。低い山なので、いろいろな場所から頂に行けるのだと思います。畝傍山と耳成山は死火山の独立峰ですが、天香久山は多武峯から下る尾根の末端にあたります。

山頂には國常立神社があり、西側の一角から畝傍山とその背後にある大和葛城山、金剛山が望めます。金剛山はしぐれの雲の向こうに霞んでいました。北へ視線を移すと二上山のふたつの峰も見えます。IMG_0788


真冬
天岩戸神社は南浦集落のほぼ中心部にひっそりとあります。天照大明神を祀り、「古事記」「日本書紀」などに描かれた天照大明神の岩戸隠れの場所と伝えられています。

今も拝殿の後ろの竹林内に巨石が四つあり、これを御神体としています。玉垣の中には真竹が自生し、毎年七本生え変わると言われ、七本竹と称しているそうです。IMG_0781
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一月
天香久山を目指して法然寺の門前を左折し天岩戸神社を目指しました。神社の近くに登山口があります。歩いていると、近頃では目にすることが珍しい藁山に出会いました。こういうものを見られるのも飛鳥らしさでしょうか。IMG_0780
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木守柿
飛鳥川からさらに東へ田園地帯を進みました。要所には標識が立っています。木守柿とは、木の先に取り残された柿のことです。野鳥のためとも、来年もよく実るようにとのまじないとも言われています。葉の落ちつくした木に残っている実はわびしく、冬らしさを感じさせます。IMG_0778


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