優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:姫路城

極月
昨夜は暖かく風もなく、上着を脱いで歩いてもいいくらいでした。姫路は住みやすいところだとこういうときに思います。北国ではすでに厳しい寒さや雪に見舞われているところも多いですが、姫路ならこの時期でものんびりと歩けます。

忘年会シーズンで大手前通りは大勢の人が行きかっていました。大人数のグループが目立ったのも忘年会に向かう人たちゆえでしょう。コロナもひところのような恐ろしいものではなくなりつつあり、街は平穏な年末を取り戻しています。
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師走
昨夜は学生時代の友人たちとの忘年会で「日本料理 瀬里奈」へ行ってきました。私が代替講師を探して連絡をとっているうちに、久しぶりに会って話そうということで忘年会となりました。グルメな人がいて、あっという間に店を決めてくれました。

待ち合わせの姫路駅には少し早目に着いたので、外に座ってイルミネーションを眺めていると「アンケートをお願いします」と姫路市の関係者が来られました。

今年はお城の世界遺産登録30周年で大手前通りのイルミネーションがなされています。それについての感想をたずねるものでした。予算はかかるでしょうが、来年以降もこれがあれば冬のお城がさらに素敵になるはずです。
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冬晴
昨日はいとこ同士の忘年会で姫路城近くの「ソラニワ」で昼食を食べてきました。ビルの6階から姫路城を見渡せる場所にあり、ロケーションの素晴らしさだけでも一度は訪れてみていいところだと感じました。快晴だったのもラッキーでした。

もちろん料理も美味しくて、和食、イタリアン、フレンチを合わせたメニューというのも珍しくゆったりと食事を楽しむことができました。去年は同じ忘年会を和食の店でやりました。一年は早いねなどといいつつ、来年はもっと早く過ぎると思いました。
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冬浅し
武蔵野御殿跡前では「影絵インスタレーション」がおこなわれていました。スクリーンの前で思い思いのポーズをとればそれが影絵になり、それをスタッフの方に撮影していただけます。大天守を振り返りつつ姫路城を後にしました。
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三の丸広場を出て大手門へ向かう途中の桜並木の下には、池を泳ぐ鯉や花手水などがプロジェクションマッピングで投影されています。小さな男の子が泳いでくる鯉をつかまえようと何度もそこへジャンプしていました。
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冬夜空
おもてなしゾーンではギターと箏の生演奏を楽しみました。前田和彦作曲の「鏡花水月」のオリジナルテーマにあわせた演奏でした。

スクリーンにはCGで再現した向屋敷庭園の様子が映し出されていました。当時の藩主たちがここから大天守や庭園の風景を楽しんだであろうことに思いをはせられます。
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第二次本多時代(1682-1703)に描かれた「播州姫路城図」によれば、城の東側にあたる現在の三の丸広場に「永遠の池」があり、対岸の向屋敷は詩歌や茶事など娯楽の場として用いられました。

藩主酒井忠以(1756-90)の残した『玄武日記』には、客人と池を漕ぎ渡り、お茶屋で夕茶初立を楽しんだことが記されています。「鏡花水月」では、この池を四つの巨大な水盤で再現し、そこに映る”逆さ城”の姿を楽しむことができます。
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冬の夜
「鏡花水月」は姫路城三の丸広場で開かれているライトアップイベントです。江戸時代の風景を描いた塔からサーチライトが放たれ、縁起のいい矢羽根型に配置されたイルミネーションの上には満月を思わせる大型バルーンがいくつもあがっています。
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十一月
明日から十二月です。さすがに寒くなってきました。「鏡花水月」を訪れた夜はまだ暖かく風もなく、いいときに行ったと思います。

ライトアップされた姫路城を間近で見るだけでも素晴らしい体験です。子どもの頃からずっとそこに城がありました。周りはかなり変わり、特に世界遺産になった後は周囲の整備が進みました。
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師走
姫路駅から姫路城までは大手前通りを歩いて行きました。全長840mなので、歩くにはほどよい距離です。姫路城の景観に配慮して無電柱化されています。イチョウとクスノキの並木が続き、それらもすべてイルミネーションで飾られています。
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