タグ:嬉野市
春深し宿の暖簾の緑茶色
はや胡蝶花の咲き初め佐賀の夏近し
雨上がり嬉野温泉春深む
◆春深む
4月11日でしたが、和楽園の前の通りに沿うソメイヨシノはほぼ葉桜になっていました。葉桜のむこうに塩田川にかかる橋の赤い欄干が見えます。その上流奥の対岸に「シーボルトの湯」という公衆浴場があります。
シーボルトは出島に滞在したドイツ人医師です。文政9年(1826)オランダ商館長の江戸参府に同行しました。そのとき嬉野温泉に立ち寄り詳しい記録を残しています。シーボルトがこの温泉に寄せた関心の深さにちなんで命名されたようです。
彼はここの森林のブナやヒノキの圧倒的な迫力、モミジ、ヤマツツジの美しさ、タンポポ、アザミなどについて記述していることから、今頃の季節に嬉野温泉に滞在したと思われます。
4月11日でしたが、和楽園の前の通りに沿うソメイヨシノはほぼ葉桜になっていました。葉桜のむこうに塩田川にかかる橋の赤い欄干が見えます。その上流奥の対岸に「シーボルトの湯」という公衆浴場があります。
シーボルトは出島に滞在したドイツ人医師です。文政9年(1826)オランダ商館長の江戸参府に同行しました。そのとき嬉野温泉に立ち寄り詳しい記録を残しています。シーボルトがこの温泉に寄せた関心の深さにちなんで命名されたようです。
彼はここの森林のブナやヒノキの圧倒的な迫力、モミジ、ヤマツツジの美しさ、タンポポ、アザミなどについて記述していることから、今頃の季節に嬉野温泉に滞在したと思われます。
佐賀尽しの料理が並ぶ春の朝
嬉野茶活かす料理や春の夕
◆春の夕
緑茶露天風呂を楽しんだ後は夕食です。部屋ではなく「旬彩庵うれしの小町」という食事スペースで食べることになっていました。日が長くなっており窓の外にはまだ明るさが残っています。
好みに応じて緑茶を擦って料理にかけたり、しゃぶしゃぶの出汁が緑茶入りで薄緑色をしていたりと、嬉野茶が料理にふんだんに活かされています。
緑茶露天風呂を楽しんだ後は夕食です。部屋ではなく「旬彩庵うれしの小町」という食事スペースで食べることになっていました。日が長くなっており窓の外にはまだ明るさが残っています。
好みに応じて緑茶を擦って料理にかけたり、しゃぶしゃぶの出汁が緑茶入りで薄緑色をしていたりと、嬉野茶が料理にふんだんに活かされています。
嬉野茶入れて露天風呂の春
和楽園の露天風呂は嬉野茶を浸した湯が巨大な土瓶や急須から流れ出てくるという珍しい緑茶風呂です。嬉野温泉の湯は美肌の湯といわれる重曹泉で、ナトリウムを多く含んでいます。お風呂は男女が朝夕で入れ替わります。
着いた日の露天風呂は急須から緑茶風呂が流れ出てきました。パックに入ったお茶を手に取って肌に当てたりすることもできます。まわりに咲くツツジを眺めながら緑茶風呂を堪能するという贅沢なひとときでした。
着いた日の露天風呂は急須から緑茶風呂が流れ出てきました。パックに入ったお茶を手に取って肌に当てたりすることもできます。まわりに咲くツツジを眺めながら緑茶風呂を堪能するという贅沢なひとときでした。
温泉の街を流れる春の川
茶どころに来て淹れる春の茶うまし
◆春
嬉野は茶どころとしても有名です。宿泊した「茶心の宿和楽園」では、部屋に嬉野産の緑茶に沿えて緑茶の淹れ方を書いたメモが置いてありました。その通りに淹れたら、これがまあ美味しいこと。お茶の種類と淹れ方でこれほど変わるものかと驚きました。
嬉野茶は茶葉の形状が勾玉状で丸く、さわやかな香りとコクのあるうまみが特徴です。お茶の生産量そのものは全国の2%と希少ですが、それだけにその特徴ある美味しさで全国に知られています。
嬉野は茶どころとしても有名です。宿泊した「茶心の宿和楽園」では、部屋に嬉野産の緑茶に沿えて緑茶の淹れ方を書いたメモが置いてありました。その通りに淹れたら、これがまあ美味しいこと。お茶の種類と淹れ方でこれほど変わるものかと驚きました。
嬉野茶は茶葉の形状が勾玉状で丸く、さわやかな香りとコクのあるうまみが特徴です。お茶の生産量そのものは全国の2%と希少ですが、それだけにその特徴ある美味しさで全国に知られています。