落葉
岩崎宏美の10代のころの歌声、歌自身の世界観は好きです。私にとっての彼女の最高傑作は4thアルバム『ウイズ・ベスト・フレンズ』(当時18歳)です。このなかの『学生街の四季』は作詞の阿久悠も大変気に入っていたようです。

アルバム最後の『さよならそして自由へ』も好きです。いずれも切なさや悲しさを持ちながら爽やかな明るさがあり、彼女の若くまっすぐな声にぴったりです。しかし、これは次の5thアルバムから変わります。

大人っぽさを意識したのか、こうした明るさ、爽やかさが影を潜め、酒や煙草に象徴される世界が歌詞に登場してきます。10代時代の二大代表曲のひとつ『思秋期』も収録されていますが、私はこの歌がそれほど好きではありません。
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