優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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実南天
ナンテンの実がつやつやと赤さを増し、歳末が近づいたことを教えてくれます。ナンテンはメギ科ナンテン属の常緑低木。中国原産で江戸時代以前に日本に伝わりました。鑑賞用に庭木として植えられることが多く、花期は初夏ですが、実が圧倒的に存在感が大きいです。

ナンテンに「難を転じる」との意味を含ませて、おめでたい植物のひとつとされ、お正月飾りにもよく使われています。乾燥させた実は伝統医療で咳止めに用いられます。三枚の葉が美しく、料理の添え物としてもおなじみです。
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実南天
玄関前に南天と芒をいっしょに植えて飾っておられるお宅がありました。伝統的な町並み保存は、単に建物だけでなく、住民の皆さんの細やかな心遣いが必要だろうと想像できます。南天の実の赤さがしだいに増してくると冬は本番です。
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実南天
今年も残すところ一週間。新しい年の目標を考えています。まずは抗mag抗体陽性ニューロパチーの症状を重くしないこと。一般によく言われるバランスのいい食生活、適度な運動、充分な睡眠、という三つの柱に留意してやっていくことです。

忘年会で友人に「これらにこれまで注意してやってきた。それなのにこんな病気になってしまった」と言ったら、「少なくとも生活習慣病にはなっていない。それだけでもやってきたことの意義はあるはず」と言われ、それもそうだと思いました。

視点を変えたり視野を広げたりすれば物事の見え方は変わり、見え方が変われば世界が変わります。
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実南天
太陽の南中高度が低いため、正午直後から部屋に太陽光が差し込んできます。そのため早くからカーテンをひかなければなりません。

中世の音楽(11世紀〜15世紀)を聴いた影響か、YouTubeのお勧めにリュート音楽があがってきました。リュートとは、15世紀から17世紀ごろの欧州で広く普及し、「楽器の女王」とすら言われた楽器です。

調弦が難しく音が小さいことからその後は廃れていきましたが、何とも典雅で優しい音色です。ヘンリー8世、エリザベス1世も習っていたそうです。フェルメールやカラヴァッジオの絵にも描かれています。
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