優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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山桜
展望デッキにも上がってみました。ここからは大阪湾方面だけでなく、播磨灘沿いの兵庫県の西部の海岸線も見ることができます。淡路島は山も里も桜が満開の時期で周囲の低山に咲くヤマザクラも眺められました。
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山桜
お昼ごろに雷雨がありました。昨日に引き続いての雷雨です。春雷という季語もあります。寒冷前線に沿う強い上昇気流によって暖かい空気が押し上げられ、上空で冷たい空気と激しくぶつかりあって発生する「界雷」です。

「熱雷」は真夏の強烈な日差しが地表を熱して発生する上昇気流によって起きます。低気圧や台風の中心部で強い上昇気流が発生して起きるのが「渦雷」です。火山の噴火に伴って起きる「火山雷」というものもあります。
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山桜
週初めは市川の東岸の山も西にある増位山もヤマザクラが山肌に転々と咲き誇り、桜の季節の頂点でした。里のソメイヨシノも八分咲きでした。

四月が中旬となり、昨夕の雷雨でヤマザクラの花はかなり散ったようです。山肌の桜色が薄れてきました。この移り変わりの様も桜の季節ならではの醍醐味です。
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山桜
桜の季節は風の強い日が珍しくありません。それゆえの花吹雪の美しさです。ヤマザクラは早くに咲き始めていたものはすでに花をかなり落としています。樹下には花びらが舞い散っているでしょう。

峰の遠いところ、道なき場所に咲いているのでヤマザクラの樹下には普通は行けません。その遠さがまたヤマザクラの尊さにつながっている気がします。

ソメイヨシノは人工的に作り出され、公園や城跡などで咲く身近な庶民的なスターです。一方、ヤマザクラは古来から日本に息づき、遥かな峰で憧れのように咲くのです。
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山桜
自宅近くの市川には、生野橋がかかっています。生野銀山にちなんだ名前で、ここは日本最初の高速産業道路といわれ、日本遺産に指定されている「銀の馬車道」でした。橋の側には馬車道修築碑が残されています。

この橋を渡りながら見上げる市川左岸のヤマザクラは見事です。山が川岸まで迫っており、その急斜面に咲いています。県道218号は車の通りが多いですが、歩道があるのでそこをのんびり歩きながら花を楽しんでいます。
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山桜
家の周囲の山々のヤマザクラが咲きそろってきました。桜色とは、このヤマザクラを遠くから眺めたときに見える色だと思います。花はソメイヨシノより小さく、近くで見るとほぼ白色です。

赤茶色の葉がいっしょに出るために、花と葉の色彩が交じり合い、遠くから見ると独特の桜色を生み出します。木によって個性があり、色合いが微妙に異なります。山肌にその色が浮かび上がってくる様は「やまとごころ」を感じさせます。

一方、クローンであるソメイヨシノの花の色は均一で、確かに見事な花ですが、作り出された人工的な雰囲気をまとっています。ソメイヨシノは木のそばに近づいて花を楽しむ桜、お花見にぴったりの桜です。
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山桜
周囲の山のヤマザクラが開き始めました。二月が厳しい余寒だったのでどうなることかと思っていましたが、その時期にはやはりその花が咲きます。

昨日はしだいに天気が下り坂で夜になって雨の音がしていました。川の水が濁っていたので、夜中にはかなり降ったようです。風も吹きました。桜の時期は雨、曇り、晴れ、風と目まぐるしくお天気が変わります。

寒暖の差も激しく、ここ数日急激に暖かくなりました。前日は暖房器具のお世話になったのに、翌日は汗ばむような気温になり服装の調整が難しいです。ただ、これも桜の季節ならではの風情といえます。花と嵐の取り合わせです。
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山桜
私がストロイドを試そうと思うといったMAGN患者に対し、「ステロイドはリスクをとるに値しない」と書き込むと、古参CIDP患者が「私は間欠療法をしてもらった。これならほとんど副作用は無い」と書いてきました。

私は思いました。---それはあなたがCIDPだから。あなたの病には治療効果があると認められているからこそ、そういう方法をとってでも投与しようとしてるわけ。はなから無効とされているMAGN患者がリスクを冒して受ける価値はない、と。

「自分には効いた、副作用は無かった。だからあなたも試すべき」と異なる疾病の人間に無責任に言うべきではありません。しかし、頭ではわかっていても理解していない。そして、それはMAGN患者自身にも言えます。症状は似ていても違う病気なのです。
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山桜
周囲の山々は花の時期を終えようとしています。クローンであるソメイヨシノと異なりヤマザクラはそれぞれ個性があるので、同じ場所に生えていても咲く時期が微妙に前後します。

ヤマザクラは花の時期と茶褐色の若葉が出る時期が同じです。早くに咲いた木の葉はすでに茶褐色から萌黄色へと変わっています。今頃から一か月間ほどの山は毎日緑の色が変り、「みどり」にこれほどの種類があったのかと感嘆します。
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山桜
この橋は増位川が増位山の西斜面を西南方向へ流れ下る上にかかっています。川は船場川に合流し姫路城の西側を流れて姫路港で播磨灘に注ぎます。周囲にもたくさんヤマザクラがあり、花を咲かせています。

ヤマザクラが終わればすぐにコバノミツバツツジが咲き、薄赤紫色の花があちこちで見られます。増位山の植生は典型的なアカマツ-コバノミツバツツジ群落です。その後、フジ、キリが咲き始め初夏に入っていきます。
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