優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:御社橋

夏の川
御社橋のすぐ下の猪名川には白い波がたっていました。猪名川は北摂山系の大野山を源流として、大阪府と兵庫県の境を流れる一級河川です。御社橋のそばに昭和35年(1960)浸水時の水位との標識が立っていました。

猪名川は昭和の時代までは水害が頻発していました。堤防が弱かったうえ川筋が曲がりくねっていたことが原因でした。多田神社の前でも北から流れてきた川がここで鋭角に曲がり東へ流れを変えています。増水時は急激に水嵩があがることは容易に想像できます。
IMG_5922


薫風
湯山台から外れて里山の道を行きました。やがて猪名川に出会うと赤い欄干の御社橋、それを渡れば多田神社です。橋はかつて旧・有岡城(伊丹市)へ向かう多田街道と満願寺へ向かう満願寺道であり、現在は県道130号です。

多田神社の前でカーブして橋に入る道は、道幅のわりに車の往来が激しく、猪名川と神社敷地に挟まれて道幅を広げることが難しい印象です。橋は歴史ある大神社に向かうにふさわしい趣があります。
IMG_5921


このページのトップヘ