優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:播磨灘

秋晴れ
快晴の日曜日、お昼過ぎから久しぶりに増位山へ出かけました。数年前までは毎日のように自然歩道を歩いていましたが、足の痺れを感じてCIDPと診断され(結局は抗magニューロパチーだったのですが)歩かなくなっていました。

毎日軽々と歩いていた道ですが、足の裏の感覚がおかしいこと、筋力低下もややあることから、頂上まで行くとほっとしました。素晴らしいお天気で、東南に開けた頂上からは播磨灘全域、東は金剛山地から和泉山脈、南は讃岐山脈まで見えました。

淡路島と四国をつなぐ大鳴門橋の影も見えました。淡路島の西海岸、四国の北海岸、本州側の南海岸、家島群島、小豆島などを見渡していると、播磨灘が瀬戸内海の一画で美しい海景を形作っていることがよくわかります。
IMG_7954


冬の雲
桜山の山頂は標高180m、300段の長い階段を登っていくと東屋とベンチ、展望台のある頂上に着きます。ここで持ってきたコーヒー、ミルクティー、チョコレートなどでティータイムを取りました。

東南側が開けており、眼下に桜山貯水池が見え、その先に視線を移すと播磨灘さらに淡路島の西岸が冬の光の中で眩しく見えます。久しぶりに山登りっぽいことをして、やはり頂からの眺めはいいものだと感じました。
IMG_6801


秋陽
やがて船は男鹿島の沖にさしかかりました。ここは採石業が盛んで石を切り出してきました。その石は阪神淡路大震災の復旧工事や関西空港、神戸空港などの工事に使われました。そのため島は山肌がむき出しで、地形がすっかり変っています。

このまま石を切り出していったらいつか島がなくなってしまうのでは、と思わせるほどです。対岸には家島があります。船はその間を通り坊勢島との間も抜けて行きます。矢ノ島、黒島といった小さな無人島が点在する中、目的地の西島の船着き場を目指します。
IMG_6583


秋の陽
姫路港を出ると汽船はぐんとスピードをあげました。空は雲ひとつなく秋の日差しが穏やかな海面に反射しています。高度経済成長期から1980年代あたりまでの瀬戸内海は排水の影響で汚れていましたが、今は国立公園の名にふさわしい美しさを取り戻しています。

南へ向かう船から目をやると、航行する船の彼方に家島諸島の東端の上島が見えました。家島諸島には旧石器時代から弥生時代にかけての遺跡が見られ、すでにこの時代から人が住んでいました。
IMG_6579



視線を東へ移すと東播磨の臨海工業地帯、さらに沖には淡路島の西海岸が見えます。ここから見ていると播磨灘全体の地形がよくわかります。
DSCN6652


風光る
増位山の山頂からは播磨灘の中に浮かぶ男鹿島、家島が見えます。日差しが傾き始め、海面に反射して光っています。増位山は標高259.0mの低山ですが、山頂からの見晴らしは素晴らしく、空気が澄んでいれば四国まで見えることもあります。
DSCN6648


冬真昼
昨夜少し風があったせいか、今日の増位山からは播磨灘全体が見渡せました。大鳴門橋もかろうじて影がわかりました。冬になると太陽の南中高度が低くなり、増位山の頂から見える播磨灘は眩しく光ります。
DSCN0347


春寒
一昨日、増位山の頂から大鳴門橋が見えた日は、当然ながら姫路平野もすみずみまでくっきり見えました。山頂からの展望を最も楽しめるのはこういう日です。霞がかかっている日には、姫路城すらぼんやりしていることもあります。

頂から見下ろすため、城は市街地に埋没する形になりますが、普通の見通しの日なら、姿は容易に見えます。姫路城、姫路市街、播磨臨海工業地帯の西部、家島群島、その先の四国へと続く海域までこの日はよく見えました。IMG_1095


春隣
快晴の一日でした。日が長くなり、五時前でもまだ日差しがあります。少し風はありましたが、車に乗っていると暖かく、暖房もいらないくらいでした。家島群島の向こうに小豆島が見えます。IMG_0959

寒霞
増位山の頂に登ると、播磨灘が見えます。空気の澄んだ日には四国が見えることもありますが、霞がかかって海さえ見えないこともあります。風が強かったり、雨が降ったりした翌日にお天気が回復すると、遠くまで見通せることが多いです。IMG_0811

このページのトップヘ