タグ:支笏湖
人影は消え錦秋のキャンプ場
冬近し北の小さな湖に
◆冬近し
丸駒温泉からさらに国道を登っていくと、オコタンペ湖展望台に着きます。この先も道はあるのですが、通行止めになっていました。ここから西にオコタンペ湖を望むことができます。このあたりは漁岳周辺森林生態系保護地域となっています。
オコタンペ湖は北海道三大秘湖のひとつといわれます。支笏カルデラが形成された後、3万年前に恵庭岳の噴火によって流れ出た溶岩が川を堰きとめてできました。支笏湖からは300mの高地にあり、水は滝となって崖を流れ落ち、オコタンペ川として支笏湖に注いでいます。
湖は周囲6.5km、最大水深21.1m、アメマス、エドサンショウウオ、ザリガニなどが生息しています。周辺の森はエドマツ、トドマツなどの針葉樹とダケカンバ、ミズナラなどの広葉樹が混交する森林です。このあたり一帯が大雪山などの道央の針葉樹林帯から渡島半島の広葉樹林帯へ変わる重要な地域です。
丸駒温泉からさらに国道を登っていくと、オコタンペ湖展望台に着きます。この先も道はあるのですが、通行止めになっていました。ここから西にオコタンペ湖を望むことができます。このあたりは漁岳周辺森林生態系保護地域となっています。
オコタンペ湖は北海道三大秘湖のひとつといわれます。支笏カルデラが形成された後、3万年前に恵庭岳の噴火によって流れ出た溶岩が川を堰きとめてできました。支笏湖からは300mの高地にあり、水は滝となって崖を流れ落ち、オコタンペ川として支笏湖に注いでいます。
湖は周囲6.5km、最大水深21.1m、アメマス、エドサンショウウオ、ザリガニなどが生息しています。周辺の森はエドマツ、トドマツなどの針葉樹とダケカンバ、ミズナラなどの広葉樹が混交する森林です。このあたり一帯が大雪山などの道央の針葉樹林帯から渡島半島の広葉樹林帯へ変わる重要な地域です。
秘湯かな紅葉かつ散る湯の面
◆紅葉かつ散る
翠山亭で朝風呂に入ったとき、札幌から来られたという人からお勧めの場所として丸駒温泉を紹介してもらいました。国道453号をオコタンペ湖展望台に向かって走っている途中、丸駒温泉との表示を見て、その方向に行ってみました。
丸駒温泉は大正四年創業です。当時、恵庭岳の麓で硫黄の採掘がおこなわれており、そこで運搬をしていた馬が怪我をした時にこの温泉で癒したのが丸駒の名前の由来とか。当初は道がなく、湯治客は湖の向こうから船で通ったといいます。
現在もその当時の源泉かけ流しの露天風呂は支笏湖の湖面と同じ高さにあります。そこに入ると、目の前に支笏湖の湖面があり、湯の中の足元には砂利が敷かれています。湖面越しに風不死岳の姿が望め、湯にはそばから紅葉したカエデの葉が散ってきます。
翠山亭で朝風呂に入ったとき、札幌から来られたという人からお勧めの場所として丸駒温泉を紹介してもらいました。国道453号をオコタンペ湖展望台に向かって走っている途中、丸駒温泉との表示を見て、その方向に行ってみました。
丸駒温泉は大正四年創業です。当時、恵庭岳の麓で硫黄の採掘がおこなわれており、そこで運搬をしていた馬が怪我をした時にこの温泉で癒したのが丸駒の名前の由来とか。当初は道がなく、湯治客は湖の向こうから船で通ったといいます。
現在もその当時の源泉かけ流しの露天風呂は支笏湖の湖面と同じ高さにあります。そこに入ると、目の前に支笏湖の湖面があり、湯の中の足元には砂利が敷かれています。湖面越しに風不死岳の姿が望め、湯にはそばから紅葉したカエデの葉が散ってきます。
秋陽受け紺碧戻る支笏湖に
秋晴れや恵庭岳に雲残し
支笏湖の夜は晩秋の風荒れる
◆晩秋
23日の夜の風雨は強かったようですが、朝にはほぼおさまっていました。支笏湖第一寶亭留翠山亭はこじんまりとしたホテルで、調度品が中国風のもので統一され、北海道の四季の山並みを題材としたシルクスクリーンが随所に飾られて落ち着いた雰囲気でした。
朝食の後ロビーで水出しコーヒーをいただきました。泊まった部屋の隣にもロッキングチェアなどが置かれたスペースがあり、中国茶を自由に味わえるようになっていました。
チェックアウトするころはまだ雨が少し残っていたので、荷物を車に置き傘をさして湖岸まで行きました。目指したのは山線鉄橋です。支笏湖から流れ出す千歳川にかかる小さな赤い鉄橋は、明治の末ごろ王子製紙によって建設されたものです。
発電所をつくり、支笏湖一帯の豊富な木材を苫小牧まで搬出するために敷かれた軽便鉄道の名残です。今は線路はすでになく、湖岸をめぐる遊歩道の一部として残されています。このあたりを散策しているうちに雨はあがり、雲が切れて青空が見えてきました。
23日の夜の風雨は強かったようですが、朝にはほぼおさまっていました。支笏湖第一寶亭留翠山亭はこじんまりとしたホテルで、調度品が中国風のもので統一され、北海道の四季の山並みを題材としたシルクスクリーンが随所に飾られて落ち着いた雰囲気でした。
朝食の後ロビーで水出しコーヒーをいただきました。泊まった部屋の隣にもロッキングチェアなどが置かれたスペースがあり、中国茶を自由に味わえるようになっていました。
チェックアウトするころはまだ雨が少し残っていたので、荷物を車に置き傘をさして湖岸まで行きました。目指したのは山線鉄橋です。支笏湖から流れ出す千歳川にかかる小さな赤い鉄橋は、明治の末ごろ王子製紙によって建設されたものです。
発電所をつくり、支笏湖一帯の豊富な木材を苫小牧まで搬出するために敷かれた軽便鉄道の名残です。今は線路はすでになく、湖岸をめぐる遊歩道の一部として残されています。このあたりを散策しているうちに雨はあがり、雲が切れて青空が見えてきました。
支笏湖を囲む紅葉の中走る
◆紅葉
昨夜は支笏湖温泉の宿に到着するころから雨になり、夜は風交じりでかなり激しく降りました。しかし、今朝には小降りとなり、宿を出るころには小雨がぱらぱらしている程度になり、湖畔を歩いているうちに雨はやんで急速にお天気が回復しました。
今日は一日支笏湖畔で過ごしました。支笏湖は最大水深363mで田沢湖に次ぐ第二の深さがあります。透明度が高く、日が差し始めると鮮やかな紺碧となる美しい湖です。北西側に恵庭岳(1,320m)がそびえています。
湖畔はいまが紅葉シーズン真っ盛りです。北国の紅葉の鮮やかさはさすがで、雨上がりの日差しに輝くようでした。湖を完全に一周する道路はなく、レンタカーで走れる範囲の道路をひととおり走り、紅葉を満喫しました。
昨夜は支笏湖温泉の宿に到着するころから雨になり、夜は風交じりでかなり激しく降りました。しかし、今朝には小降りとなり、宿を出るころには小雨がぱらぱらしている程度になり、湖畔を歩いているうちに雨はやんで急速にお天気が回復しました。
今日は一日支笏湖畔で過ごしました。支笏湖は最大水深363mで田沢湖に次ぐ第二の深さがあります。透明度が高く、日が差し始めると鮮やかな紺碧となる美しい湖です。北西側に恵庭岳(1,320m)がそびえています。
湖畔はいまが紅葉シーズン真っ盛りです。北国の紅葉の鮮やかさはさすがで、雨上がりの日差しに輝くようでした。湖を完全に一周する道路はなく、レンタカーで走れる範囲の道路をひととおり走り、紅葉を満喫しました。