優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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旧正月
今日は旧暦の元日です。晴れて明るい陽射しが新春にふさわしいです。それと同時に、今年ももう40日が過ぎたのだという思いがあります。

私は写真をGoogleフォトに保存していて、ここでは5年前や10年前という具合に、定期的に写真をまとめて表示してくれます。その写真を見て、「え!これからもうこんなにたったの?」と驚きます。光陰矢の如しです。
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旧正月
今週末、2月10日は旧暦の元日です。まさに「新春」の言葉にふさわしい感覚です。旧暦の時代の俳諧には「年内立春」という季語がありました。2月4日が立春でしたから今年はそうです。今の時代とはかなり異なるお正月の季節感だったのが想像できます。

現在世界で使われている暦には、太陽暦、太陰暦、太陽太陰暦があります。日本も明治維新前までは天保暦と呼ばれる太陽太陰暦を使っていました。これが旧暦です。
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旧正月
昨日が旧暦の元日でした。旧暦なら明日まで三が日です。俳句に親しむようになってから、二十四節気や旧暦も意識するようになりました。

俳句を詠むためには歳時記を使います。俳句は歳時記があれば他に必要なものはありません。実にシンプルな趣味です。それでいて、季節のこと、花や鳥のこと、歴史のことなども”ついで”に学べます。

私がメインで使っているのは四季で一巻ずつに分かれている「カラー版 新・日本大歳時記」です。函入りの大きな本で、季節の変わる日に函から出し、過ぎた季節の巻を函にしまいます。これが季節が変わるときの決まった行事で、小さなお正月のような感覚です。
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