優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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MAGNについて検索すると緩徐進行性の自己免疫性の末梢神経障害と書いてあります。CIDPに効くIVIg、ステロイドといった治療法が効きません。

CIDPの患者会には私も含めて数人のMAGN患者がいます。MMNの人もいます。しかし、CIDP患者会ですから、当然CIDPに関する話が中心で、最近発売になったハイゼントラとかヒフュデラ(ともにIVIgの一種)の話題で盛り上がっています。

CIDPから分かれた同様の疾患のMMNにはIVIgが有効です。それらを横目で見ていると、「効く薬」がない現実を嫌でも思い知らされます。同じ症状なのに彼らには有効な薬があって自分たちにはそれがないのはなぜ、と思うのは当然です。
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化粧廻しとは関取が土俵入りの際に締める廻しで、博多織や西陣織で作られています。長さは6〜7mあり、前垂れ部分に金糸銀糸で刺繍が施されています。一千万円以上もするものもあるようです。

元禄年間(1688〜1704)頃には色絹、色地紋に刺繍が施された廻しが用いられていました。しかし、刺繍が指に絡むことから専用の化粧廻しが作られました。天明年間(1781〜1789)頃には現在とほぼ同じ形が確立しています。
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和田神社の次は寿老人の薬仙寺です。第60代花山天皇(968-1008)は若くして妻を失い、藤原氏の策謀で退位に追い込まれます。出家して花山法皇となり三田市の花山院に隠棲しました。法皇は大輪田の海を愛し何度かこの地を訪れたと言われています。

境内には平清盛が後白河法皇を幽閉した「萱の御所」跡の碑があります。もとは天台宗でしたが、延文元年(1136)に当時の住職真如が念仏修行に訪れた時宗の僧国阿の門弟になり時宗に改宗しています。

元弘3年(1333)後醍醐天皇が配流先の隠岐を脱出。体調を崩してここに身を寄せていた時に薬水を献上したところ快癒しました。それ以前は福巌寺という名前でしたが、薬仙寺の名を賜わっています。
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疾病を正しく診断するためにはその疾病の本質が何かをつかむ必要があります。その疾病にしか見られないもの、それが疾病の根幹と密接に関係しているものが何かを明らかにしなければいけません。感染症の治療が素早く進むのは、その見極めがすぐにできるからです。

エイズもコロナも大流行しましたが、ひとたびその疾患を起こす微生物が特定されれば、予防も治療もすぐにできます。一方、がんなどのような多彩な要因で起きる病気はなかなか予防も治療も難しい。

膨大な患者がいるがんでさえそうですから、患者の母数が少ない希少疾患は、さらに予防も治療も困難です。治し方がわかったところで、その恩恵に浴する人はごくわずか。資金を投入しても回収目途はたたず研究は進みません。
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坂道を登って、さらに八十八段の石段を登りきると祇園神社です。清和天皇の貞観11年(869)、姫路の広峯神社から京都の八坂神社に牛頭天王(ごずてんのう)を分祠した際、その神輿が平野の地で一泊しそれを記念してここに社を建てたのが始まりです。

牛頭天王はスサノオノミコトと同一視され、祇園精舎の守護神とされています。このあたりの地名に祇園があったのはそういう縁だったのです。
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さらに有馬街道を北に登っていくと、「塞神(さえのかみ)広場」との表示があり、小さな松が植えられています。昔、このあたりに「塞神の松」と呼ばれる大きな松があり、和田の沖を行く船が舵取りの目印にしたほどだったと伝えられています。

ここ平野は福原京の中心地域であり、大輪田泊や福原荘・和田荘を見晴らすことができました。平清盛の邸宅はここにあり、平野殿と呼ばれていたと記録にあります。

平成6年(1994)、国道428号線拡幅整備工事にともなう発掘調査で、この広場のすぐ西側から底に石を敷く貴族の邸宅の庭園跡が見つかりました。宋からの輸入陶磁器や大量の土器から当時の貴族の生活をうかがうことができます。
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あちこちでモッコウバラを咲かせておられるお宅がありました。玄関の屋根あたりから咲き下りているものもあれば二階から一階にかけて咲いているものもあります。中国原産のバラで初夏の花ですが、神戸ではすでにあちこちで満開でした。

常緑のつる性の低木でバラながら棘がなく、扱いやすいこともあちこちで栽培されている理由でしょうか。確かに明るい黄色の花が雪崩を打って咲いているのは豪華で、見ていても気持ちがいきいきとしてきます。
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今日は雑節の春土用の入りです。雑節は二十四節気のほかに節分、八十八夜などさらに日本の季節を細かくつかむために設けられたものです。土用はそれぞれの季節の最後の18日間を指します。

もともと中国の陰陽五行思想に基づいており、春を木、夏を火、秋を金、冬を水とし、あまった土をそれぞれの季節の終わりに入れたという説が有力です。四季すべてにありますが、季語として歳時記に載っているのは夏の土用と寒土用だけです。

なぜなのか理由はわかりません。ただ、歳時記は六法全書のようなものではなく、その時々の実情に沿って便宜上「これをこの季節の季語としておこう」という約束ごとを集めたものといえそうです。
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一昨日から急に気温が高くなりソメイヨシノの開花も始まりました。見ごろは来週末あたりです。

目が覚めると足が強張っているのに気づきます。ずっとこういう状態ですが、眠っている間はそれから切り離されているのです。足先は触れてもほとんど感覚がないのに内部は強張って痛いという不思議な感覚です。

筋力低下はないので立ったり座ったり不自由はありませんが、足そのものの感覚が失われているためにバランスをとるのが難しいことがあります。
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ランチを終えた後、地下の「マザームーンカフェ」に席を変えて話の続きをしました。いくつかカフェがありますが、平日にもかかわらずどこも大勢の人でにぎわっています。

この店は関西一円に16店舗を展開しています。一番人気という苺のケーキは売り切れていたので、エンゼルというケーキをいただきました。シフォンケーキにキャラメルとホワイトクリームがマッチして美味しかったです。
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