優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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春の夢
有馬街道沿いに「浄海入道・平清盛像」がありました。清盛は晩年に出家し浄海と名乗りました。その少し北にも若武者・平清盛像があったようですが、見落としてしまいました。

「奢れる平氏は久しからず」と悪い話ばかりが言われがちですが、実像はそんなに酷い人ではなかったようです。勝てば官軍で滅びたものには弁明の場が与えられません。
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春の夢
CIDPによる神経障害性疼痛のため寝付くのが困難になり、プレガバリン150mg朝夕に加え、タリージェ5mg朝夕を先日処方されました。どちらも即効する薬ではありませんが、今のところ寝入るのにそれほど時間はかかっていません。

睡眠に問題を抱える人は多いです。いっそ眠らないで済む薬が開発できないものかと思います。しかし、睡眠を研究している専門家の話によると、ある程度発達した動物はすべて眠るそうです。イカやタコ、クラゲすら眠ることがわかっています。

眠るということは無防備になりますから、生存維持には不利なはずです。ところが、進化の過程で「眠り」が出現したということは、睡眠には高等生物として欠かせない何かがあることを意味します。睡眠がうまくいかないと苦しむのはそれゆえでしょうね。
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春の夢
丹波竜化石工房に入ると目を引くのが丹波竜の全身骨格のレプリカです。丹波竜は竜脚類の中では小柄だそうですが、それでも全長十数メートルはあります。長い首と大きな胴体が特徴です。

これよりさらに大きな恐竜やそれを食べる肉食恐竜などが生息していたこの時代、地球の全球平均気温は22℃ほどでした。現在の平均気温は15℃なので、この時代から見れば寒冷化しています。

地球温暖化や気候変動と騒ぎますが、地球気温も気候も変動するものであり、生物は誕生してはやがて絶滅していくというのがむしろ当然なのだと感じます。常に変化し流れていく、それがあらゆるものの宿命です。
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春の夢
明石海峡大橋のすぐ東の袂に移情閣(孫文記念館)があります。八角形の中国式楼閣で1915年築の日本最古のコンクリートブロック建築、国の重要文化財です。建物は明治から大正にかけて活躍した中国人貿易商・呉錦堂の舞子海岸にあった別荘内に建てられたものでした。

呉は辛亥革命の指導者である孫文の支援者でもあり、孫文が神戸に潜伏していたときは移情閣でたびたび英気を養ったそうです。別荘そのものは国道2号の拡幅に伴い撤去されましたが移情閣は残り、紆余曲折を経て現在地で保存されています。
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