優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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起床後、卒業式でいただいた花を飾っている部屋に入ると、花の香りが漂っていました。部屋にはできる限りなにも置かないことにしているのですが、花はいいなあと思いました。

花束にする花を選ぶためにもセンスが必要です。選んでくださる方のセンスがあれば、いただいたこちらは無造作に花瓶に入れるだけで美しい花々をしばらく楽しむことができます。
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気温の低い日が続いています。まだ二月なのだと思えば無理もない話ですが。春は寒暖差が大きいですから、あと一か月ほどは寒い日があるでしょう。昨日も雨。風はなく外に出てみないと降っているのかやんでいるのかわからないような雨でした。
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大阪七福神巡拝の最後は四天王寺です。『日本書紀』によれば、聖徳太子の命によって推古天皇元年(598)に造立が開始されました。最澄、空海、良忍、法然、親鸞、一遍など平安時代から鎌倉時代にかけての新仏教開祖も参篭しています。

度重なる災害や戦災で古い建物はほとんど残っていません。しかし、そのたびに再建され、南から北へ中門、塔、金堂、講堂を直線に配置する四天王寺伽藍配置という仏教寺院最初期の伽藍配置の形は今に伝えられ、現在の五重塔は八代目の鉄筋コンクリート造です。
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今宮戎から東へ向かい恵比寿交差点まで来ると通天閣が見えてきます。現在の通天閣は昭和31年(1956)に完成した二代目で、初代創建は明治45年(1912)です。火災と戦局の悪化で昭和18年(1943)に解体され、戦後復興の象徴として再建されました。

塔自体の高さは100m、避雷針をあわせても全体108mで、タワーとしてはそれほど高い方ではありません。しかし、新世界のシンボルであり、大阪城などと並んで大阪を代表する歴史的建築物のひとつであることは間違いありません。
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三光神社からは南へ下り真田山小学校の角を西に折れて、福禄寿の長久寺に向かってほぼ真西に進んで行きました。約20分1.5kmほど、三韓坂との名の通り坂道になっています。両側には中小企業とマンションが建ち並び、休日の今日は人通りもまれで静かでした。

幅広い谷町筋を横切ってすぐ左手、鉄筋コンクリートの建物が長久寺です。門前に「南無妙法蓮華経」との大きな石碑がなければお寺というよりオフィスのようです。中に入るとすぐのところに福禄寿が鎮座されておりました。

福禄寿も寿老人と同じく中国の道教由来の神様で延命長寿の御利益があるとされています。要するに七福神というのは、一般庶民が願う世俗的幸福をかなえる神さまとして寄せ集められた存在です。
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旧正月
今週末、2月10日は旧暦の元日です。まさに「新春」の言葉にふさわしい感覚です。旧暦の時代の俳諧には「年内立春」という季語がありました。2月4日が立春でしたから今年はそうです。今の時代とはかなり異なるお正月の季節感だったのが想像できます。

現在世界で使われている暦には、太陽暦、太陰暦、太陽太陰暦があります。日本も明治維新前までは天保暦と呼ばれる太陽太陰暦を使っていました。これが旧暦です。
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大宰府天満宮は令和5年5月から約3年をかけて重要文化財の本殿の大修理を行います。そのための仮殿を本殿前に建設します。参拝したときは、仮殿建設中でそれを覆うボードの前で参拝するしかありませんでしたが、横に回って本殿を拝見することはできました。
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和楽園の露天風呂は嬉野茶を浸した湯が巨大な土瓶や急須から流れ出てくるという珍しい緑茶風呂です。嬉野温泉の湯は美肌の湯といわれる重曹泉で、ナトリウムを多く含んでいます。お風呂は男女が朝夕で入れ替わります。

着いた日の露天風呂は急須から緑茶風呂が流れ出てきました。パックに入ったお茶を手に取って肌に当てたりすることもできます。まわりに咲くツツジを眺めながら緑茶風呂を堪能するという贅沢なひとときでした。
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嬉野は茶どころとしても有名です。宿泊した「茶心の宿和楽園」では、部屋に嬉野産の緑茶に沿えて緑茶の淹れ方を書いたメモが置いてありました。その通りに淹れたら、これがまあ美味しいこと。お茶の種類と淹れ方でこれほど変わるものかと驚きました。

嬉野茶は茶葉の形状が勾玉状で丸く、さわやかな香りとコクのあるうまみが特徴です。お茶の生産量そのものは全国の2%と希少ですが、それだけにその特徴ある美味しさで全国に知られています。
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西九州新幹線15時42分発のかもめ40号で長崎を出ました。かもめに乗るのは初めてです。山陽新幹線を見慣れている感覚からは、赤と白を基調とした車体が未来的な印象です。ほんの短い区間しか走っていないのがもったいない気がします。
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