優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

タグ:月


昨夜の神戸の月の出は20:01。地平近くに雲があり、21時前ごろまで月は見えませんでした。22時ごろに夜空を見ると、月がくっきり見えており、その隣に目立って光る星がありました。月齢は18.3。この月の明るさに負けていません。

木星でした。太陽系最大の惑星。倍率8倍の双眼鏡で見てみると、点というよりもわずかに円か、と思える見え方です。金星、火星、木星、土星などは惑星の位置によって月の近くで輝いているのが見えるそうです。

これを機会にSky Tonightというアプリをスマホに入れてみました。夜空に向かってスマホをかざせば、その時見えている星や星座などを示してくれます。双眼鏡で改めて夜空を眺めてみると、肉眼では見えなかった星が見えました。
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昨夜の月の周りには暈がありました。これは、空の高いところにある巻雲や巻積雲に月の光があたり、雲を形成している氷の結晶がプリズムの役割をして、反射したものです。

これらの高層雲は低気圧の前触れとして現れることから、月が暈をかぶると雨になると言われています。実際、今日は曇りのち雨の予報です。観天望気は意外によく当たります。

飛行機雲が長く残るとお天気が下り坂というのもこのひとつです。上空に湿った空気が流れ込んでいるからで、からりと乾燥していれば雲は残りません。昨日の夕方の空には三本の飛行機雲が残っていました。
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夕方、雲行きが怪しいと思っていたらまるで夏のような驟雨になりました。雨があがっても気温は高く、夜でも半袖のTシャツ一枚で外を歩けます。夜空を見上げると月がくっきりと見えました。

今話題の紫金山・アトラス彗星は日没後すぐに西の空に見えるようですが、西には山があり家から見るのは難しいです。中国の紫金山天文台と南アフリカのアトラス天文台によって2023年に発見されたため、この名前です。

8万年周期で周回する彗星ながら、今回の接近で惑星重力の影響を受け、軌道がわずかにずれたため、太陽系からは外れて二度と戻ってこないそうです。
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日中はまだまだ暑く、散歩するなら早朝か宵のうちです。昨夜の月は月齢11.0でアーモンド型をしていました。今年の名月は9月17日ですが、満月ではありません。名月は旧暦8月15日の夜の月だからです。満月と名月が同じになるのは30%ほどだとか。

今夜からお天気は下り坂で明日は雨の予報です。この雨があがると少し涼しくなるでしょうか。今日も熱中症警戒アラートが出ています。「クーリングシェルター」というものがあり、公民館にその表示がされていました。
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昨日は旧暦7月8日でした。宵の空には満ちていく途中の月がかかっていました。旧暦が正式な暦だった時代の人は月を見れば何日かがわかったわけです。

この月が満ちていけば旧暦7月15日の月である「盆の月」になります。盂蘭盆会のある月だから盆の月、残暑の厳しい中での月です。名月は旧暦8月15日の月で今年は9月17日です。
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母の四十九日が過ぎ、遺骨は海洋散骨のために沖縄へ送りました。墓じまいをしていてこちらにお墓はありません。コロナ以前は葬儀も仏事もあれこれとありましたが、今はシンプルです。それでどこからも苦情はありません。

昨日は姉たちと食事をし四十九日の区切りとしました。四十九日にこだわることはないのですが、葬祭業者から遺骨の受付は四十九日以降と言われていたのです。それらを終え自宅へ戻っていると、上方が少し欠けた旧暦9月18日の月が正面に昇ってきました。
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昨夜は満月でした。10月27日が十三夜でそれが満ちたものです。夜明けが遅くなり、5時ごろはまだ真っ暗で満月の横に金星が光っていました。

まだ暖房器具を出してはいませんが、朝はさすがに寒く、一枚余分に上着を着こみ、手袋をつけてキーボードをうっています。次の満月は11月27日。すでに冬の月です。
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10月24日(月)から11月6日(日)まで姫路城で行われている『千の願い、月への想い シロノヒカリ』へ昨夜行ってきました。姫路城有料区域内を使い、プロジェクションマッピングによる映像演出で幻想的な空間が作り上げられていました。
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『BEYOND』を見終わって阪神電車で三宮まで戻り、JR三宮駅のホームで下りの新快速を待っていると、向かいのビルの上に月が出ていました。旧暦9月7日の月です。明日8日の夜が十三夜です。旧暦9月13日の月で、名月(旧暦8月15日の月)とあわせて月見をする習慣があり、「後の月」とも言います。
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朝の月
自宅の上を飛ぶ航空機は必ず北から南へ向かいます。昨日は上空に湿った空気があったのか、飛行機雲が長く残っていました。洗濯物を干しながら見上げているとその雲の上に下限の月が出ています。風は西から東に吹いていて、半月は一旦飛行機雲に隠れ再び姿を表しました。
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