優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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木の実落つ
集落のさらに山側にはこの地域の檀家寺らしい浄土真宗本願寺派の光明寺があります。境内に入ると右手にお墓が並んでおり、獣除けの柵を開けて中に入り一番上まで行ってみました。最上部はまだ墓苑に空地が多く木の実が落ちていました。

その一画に座って寺の屋根越しに山陽自動車道の吹田山口線が走るのを見ていました。すぐ隣が増位山トンネルの出口です。
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木の実落つ
この大歳神社には安政6年(1859)の銘がある石鳥居があります。安政年間といえば、安政の大獄(1858)や桜田門外の変(1860)が起き、幕末の騒然とした頃です。大きな地震も相次いで発生しており、それらも幕藩体制の崩壊に拍車をかけたのかもしれません。
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木の実落つ
西島には猪が生息しています。本州側から海を渡ってやってきたものと思われます。姫路には妻鹿という地名があり、家島諸島には男鹿島という島があり、双方を鹿が行き来したという伝説があります。猪とて同じくらい泳げるでしょう。

ロッジは山の斜面に立っており、「猪を見た」と言う子が何人もいました。いたずら好きの男の子が、夜に猪のたてる音を「クマが出た」と脅かして、女の子たちが泣き出す騒ぎもありました。

クラフト体験をしている野外炊飯棟のすぐそばの木の下まで猪の子が来ているのを私も見ました。子どもは可愛らしいですが、大人の雄は鋭い牙を持っており遭遇すると危険な場合もあります。
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