優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

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木守柿
勤労感謝の日を含む三連休は穏やかな晴天でした。その天候を活かし近所で庭の柿をとりいれておられるのを見ました。あとには枝に一個残された柿。こうして残された柿を木守、木守柿と呼びます。

豊年を感謝して、来年の豊作を祈願する風習とも、冬の野鳥へのおすそ分けとも言われています。ユズなどでもおこなわれ、その場合は木守柚と言われ、いずれも冬の季語です。
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木守柿
Spotifyの公開プレイリストにハイドンが出てきました。ハイドンはモーツァルト、ベートーヴェンとともに古典派の三大巨匠といわれています。しかし、あとのふたりと比べて日本ではそれほど親しまれてはいません。

モーツァルトもベートーヴェンも私は好きです。古典派の特徴は美しく親しみやすい旋律と様式美です。古典派の残るひとりであるハイドンをもっと聴いてみてもいいのではないか、
と思いました。

ハイドンの弦楽四重奏曲第77番「皇帝」:第2楽章「神よ、皇帝フランツを守りたまえ」は現在のドイツ国歌です。ハイドンは77歳まで生きました。35歳で亡くなったモーツァルトの倍以上です。作品数も膨大で、交響曲の父と呼ばれています。
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木守柿
秋、たわわに実っていた柿。熟れはじめたころ、それを察したヒヨドリなどがやってきて盛んに啄ばんでいました。冬になり、実は収穫されて葉もほとんど落ちています。その中でぽつんと残っている実があります。これを木守柿(こもりがき)と言います。

なぜひとつかふたつ残すのかは、野鳥のためとも、来年の収穫を祈願してともいわれています。冬景色の中に孤高に残る柿の実は木を守護するようでもあり、絵になります。DSCN0440



木守柿
飛鳥川からさらに東へ田園地帯を進みました。要所には標識が立っています。木守柿とは、木の先に取り残された柿のことです。野鳥のためとも、来年もよく実るようにとのまじないとも言われています。葉の落ちつくした木に残っている実はわびしく、冬らしさを感じさせます。IMG_0778


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